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山と瓦礫と捜索犬
山の中、雪の中、瓦礫の中、鼻を使って人を探す犬がいます。 そんな「捜索犬」活動の一端と興味ある自然現象及びとっておきの写真などを紹介します。
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夏山気象講座
夏山気象講座 








梅雨と夏の気象講座(1)B

 先週の6日、 山岳関係者のための気象講座を行ってきました。







梅雨と夏の気象講座(2)B

 テーマは、 梅雨~夏山の天気。



 夏山は 気軽に入山しやすく 絶好の登山日和にめぐまれる季節ですが、



 天気の急変に対応できなくて 低体温症などの気象遭難につながる可能性のあること。




 そのために備えておきたい 気象の知識や 情報取集などについて 解説しました。




 山登りに欠かせない地図と同様、 天気図にも親しんで 天気の変化に興味を示してもらうことから


梅雨と夏の気象講座(3)B

 視覚的に 天気の変化や 動きを 実感しやすい ひまわり画像を使い 




梅雨と夏の気象講座(4)B

 集中豪雨が起こるときの 雲の動きと変化の様子



梅雨と夏の気象講座(5)B

 地上天気図からだけでは わからない上空寒気の様子





梅雨と夏の気象講座(6)B

 できるだけ…   わかりやすく…・   



 できるだけ…  興味をもってもらえるように…




梅雨と夏の気象講座(7)B

 あまり上手いとはいえない 説明を補うために



 視覚的な 教材の力を借りて …  




 無事 終了!






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長野山岳総合講習会を終えて
長野山岳総合講習会を終えて 








 ちょっと 心配だった天気も



 晴れ間が優先する状態で流れ



 講習会も無事に終わりました。




 だいたい晴れていましたが、関東甲信越全体 大気の状態が不安的。




 地上天気図 ( 気象庁資料 )では

6月26日の地上天気図

 梅雨前線が南下して、 一時的な 梅雨の中休み状態ですが…





 高層天気図 ( 700hP )をみると


6月26日の700hP天気図

 上空約 3,000m付近では 気圧の谷の中。




 その谷に 沿うように 低温(-6℃)の寒気が 南下していることがわかります。






 なので


塩尻から朝日村へ(2)

 晴れ間はありましたが、 積雲や層積雲が あちこちに浮いていて








八ヶ岳上層の雲

 標高の高い山の山頂部は雲で覆われていました。   ↑ 白州付近からみる八ヶ岳(編笠山~権現岳)





 ただ、 それほど 大きく発達した積雲ではなくて



 大気不安定とはいっても、 比較的 「小さな」不安定だったようです。





 帰り道、 甲府近くから 富士山の前衛 御坂山地 付近に 湧きあがる積雲が見えました。


変形積雲(2)

 初め あ~きのこ雲だ~   



 
 と  撮影しましたが





 あとで よくみると

変形積雲(1)

 あらま~  なんとも  犬の姿のように見えて…




 
 大自然が 醸し出した   芸術作品! 
 







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朝日村の破損樹木と 1月末の雨氷
朝日村の破損樹木と 1月末の雨氷 





 今日から 7月ですが…


 冷たい 冬の雨の 話からです。





 朝日村の鎖川源流(野俣沢、中俣沢、樫俣沢合流点)に入ると

長野山岳講習会(1)

 左奥の小屋が講習会場所ですが





 正面の山の樹が、 なんか  
 
 
長野山岳講習会(2)

 樹木が途中から剥ぎ取られているような…




 もしや  一昨年2月の大雪による雪害かと思って  長野の関係者に聞いてみると




 今年初め頃にあった 雨氷によるものだとのこと。


長野山岳講習会(3)

 こんな屈折した樹もありましたが、  大きな被害を受けた樹は 途中から上が無くなって  無残な姿。




 このときの ニュース記事に あるように、 樹にたくさんの氷が付着して ずっしり重たくなって… 




 大きな被害につながったようです。






 そこで、 このときの気象状況を調べてみました。
 
雨氷があったときの気圧配置

 今年1月29日の9時から、29日未明(3時)にかけての地上天気図 (気象庁発表速報天気図より)。



 いわゆる南岸低気圧と呼ばれるものです。




 このときの 気象庁 日々の天気図 の解説 : 


 1月29日 南岸低気圧 前線を伴う低気圧が西~東日本南岸を進み沖縄~東北南部に雨雲広がり和歌山県栗栖川119mmなど

       各地で日降水量が1月の1位。沖縄では5地点で最高気温高く、1月の1位。

 1月30日 関東北部中心に積雪 南岸を低気圧が通過し太平洋側中心に雨雲広がる。西~東日本の気温は平年より高く雨の所

       多いが、関東では気温上がらず北部中心に宇都宮・前橋・水戸などで積雪。






 
 このときの 現地近くの気象状況を知りたいと、 アメダスデータを探したところ、


奈川と朝日村の位置

 すぐ近くとは言えないけれど、  比較的近い 奈川( 標高1068m、松本の西、梓川沿い)というところにありました。 (国土地理院地図より)




 標高の違いは 100mほど (気温差 0.6℃程度 )で、  朝日村の被害地と かなり近い状況として  イメージできそうです。





 そこで、 当日の 気温と 降水量を調べてグラフにしてみました。

奈川の気温と降水量(3)

 雨氷のあった日、1月29日の雨量が 突出しています。   




 アメダスの 24時間データで、29~30日の気温と雨量を詳しく見ると
 

奈川の気温と降水量(4)

 気温 0℃近くの氷点下、 29日未明から翌日30日未明まで、 連続で 降っています。



 普通は 雪が降ってもおかしくないのですが、



 上空が 比較的暖かく、 朝日村~松本周辺にかけては 冷たい雨になっていたのだと思います。




 その証拠に

1月29日9時と21時の700hP天気図

 29日9時と 21時の 700hP (上空約3000m )の高層天気図を見ると



 現地付近の上空 約3000mの気温が、 -4℃くらいで、29日一日中あまり変わらず。




 この時期の 3000m上空 ( 北アルプスの稜線付近の高さ) としては、 とても暖かいといえる気温です。




 多分、 みぞれに近い  過冷却雨滴として 地上に降り 注いでいた…  




 と 思われる状態でした。





 それにしても、 降り注ぐ雨が、 どんどん凍りついていく模様 
 



 見てみたいもの… です。



  




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夏至の地球とひまわり画像
夏至の地球とひまわり画像 





 今日21日は夏至



 地球の姿を 気象庁の衛星画像から


6月21日00時

 日本の今日の始まり 21日午前0時の様子



 地球の軸が 太陽に向かって 24°40” 傾いた状態なので、 北極からこちら側の一部まで 太陽の光が届いています。


 北極周辺でみられる 沈まぬ太陽!





 そして、今日の未明 ( 東京の日出時間: 4:25 ) 4時の様子は

6月21日04時

 北半球が太陽に向いているために こんな光と影の形になっています。





 そして




 太陽高度が最高潮に達する 夏至の12時は


6月21日12時(日本正午)

 日本付近は、 活発化している梅雨前線の雲がかかっています。



 赤道の北側の海域の雲が、 例年よりも 少な目に見えます。 今年は 台風が  まだ 一つも発生していません。





 本格的夏を迎える北半球とは逆の 南半球は 冬模様。



 南半球の低気圧の雲の流れが、 北半球(左巻き)とは逆の 右巻き! です。






 夏至の今日、 東京の日入は 19時です。

6月21日19時

 19時の衛星画像、 東京が太陽の光の接点になっているはずですが…



 さすがに それは 見えません ね。








 ところで、 夏至の今日




 太陽と 地球の関係は



夏至の太陽と地球の図

 地球の回転軸(地軸)が 24度40分傾いていることで、 四季があるということは…



 なんとなくわかっているとはいえ


 




 上の 地球を撮影している ひまわり8号が、 どこにいるのか…



 
 多分  ほとんどの人が 実感していないと思います。





 東経 140度の赤道上空、  約 35,800km って!





 実は


夏至の地球とひまわりの図


 こんなに 遠いいところに いるんです!





 こんなに!  離れたところから、 地球を 見つめている…





  ひまわり衛星   すごいですね~。









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豪雨災害から身を守る手段に
豪雨災害から身を守る手段に






 想像を絶するような 長時間の大雨


 あるいは、短時間に50mmを超えるような豪雨…


 そんな 大量の 雨「 」が降れば、通常の想定を超える被害が起こります。



 昨年の 広島水害も、その前の南木曽の水害も…


 今回の鬼怒川氾濫にともなう大規模災害も


 元は、 これでもか、これでもか と 降り続く大量の雨。



 以下は 鬼怒川の氾濫をもたらした 降水の様子と気圧配置

9月9日12時の高解像度ナウと気圧配置
 台風18号が上陸して北上中の 9月9日12時の 雨雲の様子と 気圧配置


9月9日18時の高解像度ナウと気圧配置
 9日18時の様子

 いわゆる 線状降水帯が顕著になっています。


 この 降水状況は 気象庁のHPの中の 高解像度降水ナウキャストで簡単に見ることができます。 


 9日18時頃、 私は埼玉県八潮市に居て、その後 環七沿いに世田谷区へ車で移動しましたが


 途中 ものすごい豪雨の中を通過しました。

 
 高感度降水ナウキャストは、 画面を拡大移動できるので、自分たちの周辺での雨状況を


 即座に 知ることができます。


 東京付近をアップすれば

9月9日17時55分の高解像度ナウキャストより
 雨状況と、その動き、この先の予想などが さらに詳しく分かります。






 そして


 関東地域では、 この状況( 鬼怒川周辺での 線状降水帯が川の方向に沿うように )が 長い時間続き

9月10日09時の高解像度ナウと気圧配置

 翌日(10日9時)においても 変わらず


 結果的に 「 交通集中による渋滞 」のごとき


 「 大量の雨による集中による 」 鬼怒川の増水と 堤防決壊へと至りました。




 気象庁や自治体からの情報を早め早めに 知ることはもちろんですが


 普段から、自分の居る場所の  地勢、 環境を知り



 大雨のとき  どのような危険が起こり得るのかを 考え、 


 異常な 降り方が予想されたり、 その状況になり始めたら



 高解像度降水ナウキャストで、 雨の降り方、 雨雲の移動などを見るクセをつけて



 自らの身 (命) を守るための行動に



 役立ててほしいと 願っています。





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