

新雪が30cm近く積もりましたが、 レスキュー訓練を行うエリアでの 雪質から 雪崩の危険はありません。

離れたエリアに 仮想雪崩現場(区域)が設定されて
3つのグループが、それぞれの区域で 複数埋没者捜索の訓練を行いました。

移動しながら 速やかに捜索することが 求められ…
かなり ハード。
3エリアの捜索 実践を無事終えて

記念撮影


終了、 戻ります。

たいした登りではないのですが…
最後の登りは… けっこう疲れます!


ロープウェイで下山

新雪が まぶしい
昨日の大雪で、 大型バスを通せるほどの除雪が間に合わず
マイクロバスと

荷物専用のトラックで移動しました。

落石防止柵が 新雪で 美しいオブジェに変身!

無事 駐車場に戻って
帰路につきました。

山梨県は雪景色
富士山は、最初笠雲がかかっていましたが、 途中から雲がなくなり 顔を見せてくれるようになりました。
国際標準雪崩レスキュー 研修 END
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初日、7日は移動性Hに覆われ、 いい天気。
しかし、これも下り坂の始まり。

2日目は、 南岸低気圧により、 午後から雪模様。
雪が降ってくる前に

トランシーバーによる 複数埋没者(3~4人)を 探し出すための

訓練! 繰り返します。
捜索訓練とは別に
埋没者の掘り出しを、 いかに 効率的に、 早くに行うかを

基本から学び直します。

シャベルの形状、 大きさ、 取っ手など
実際に使った時に、 その違いは大きく影響してきます。

そして 掘り出は、 身体全体を使って


ざっくりと、 しっかりと!
埋没者の一部が出てきたら

ニ人三脚で、 効率よく、 雪を取り除いていきますが

両脇から、 その雪を掻き出すための 通路をつくりだすこと

合理的、かつ 能率的に! ムダを省き!
「なるほど!」 の作業ですが、 いざというときに こういう動作が当たり前にできるようにするためには、
繰り返しの訓練が 不可欠です。
夜は

雪崩エアバックの デモ


高圧ガスによる従来のタイプ(右)と、 電動式の新しいタイプ(左)
バックカントリーをする スキーヤーや ボーダーの安全装備に向いていますが…
それなりの 負担が必要になります。
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国際標準化された雪崩レスキューの基本は
遭難者をいかに早く見つけ、掘り出し、救出するかを
理論と合理性から導き出された手法といえます。

今までビーコンと呼ばれていた、救助電波発信&受信機は、 (雪崩)トランシーバーと呼ぶようになりました。
また、捜索の確実性、 とくに複数埋没の捜索の速やかな捜索に結びつけるために
3本アンテナ装着機種使用を 前提になります。

マニュエル氏は 電子工学の専門家で
発信電波の特性などについて とても詳しく、 複数埋没者から発信される電波が どのように受信されてくるかなど
多岐に渡って 紹介、説明してくれました。



通訳の藤村氏は、 カナダで 雪崩レスキューの実践を行っている方で
非常に多くのレスキュー経験と マニュエル理論を織り交ぜて、精力的に解説してくれました。
理論等の机上講習を終えて
野外にて

トランシーバー 捜索の基本の デモから
埋没者からの電波をとらえたら、 可能限り早く 近づいて 「10m」表示が出たら ゆっくりていねいに

3m表示から トランシーバー を 膝の高さまで落として、 さらにていねいに。
3本アンテナの場合は、 示された方角に 導かれていきます。

最少表示の示された 位置に ポイントするものを置き
プロービングを始めます。
雪斜面に対して 90度の角度の スパイラル・プロービングです。

挿した穴を見失わないように、 順次プロービングしていきます。
一刻を争う 早期発見ですが、
混乱、 焦りなどのないように、 丁寧かつ速やかな対応が欠かせません。
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シート梱包 (2)

外側のシートを使って、 搬送に備えた梱包を行っていきます。

基本は、 スリング(テープや細引きの輪)を使って、 クローブ・ヒッチと シートベントの 2種類の結び方で
梱包していきます。

終盤は、前後につくった 3つのアンカーからつながった スリングの先のカラビナに
ロープを通して、牽引できるようにします。
このとき、 3つのカラビナに掛かる 力が 偏らないように
流動分散と呼ばれる 方法を使います。


搬送をする際に
いろいろな方向に引っ張っても
力が分散されて、 自然に 動かすことができるようになります。
皆さん、 シート梱包を何度か経験されていたので
テキパキと 段取り良く こなしていました。
より良くを目指した 改善点は少しありましたが
基本的には、 よくできていました。
やはり、 何度も、何度も 訓練して
そのときできる 最善の方策を 考えながら、
身体で覚えた 処置を手際よくこなしていくこと…
それに限ります。


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