山と瓦礫と捜索犬
山の中、雪の中、瓦礫の中、鼻を使って人を探す犬がいます。 そんな「捜索犬」活動の一端と興味ある自然現象及びとっておきの写真などを紹介します。
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雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(11)

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 ⅩⅠ



早朝観察を終えて


 未明の6時から1時間近く、積雪断面、表面などの雪質、そしてしもざらめ雪を観察し、朝食をとりにホテルへ戻りました。

 講習会の中で美しさを忘れてしまいそう… 朝日を浴びた宝剣岳。
 戻る前に記念撮影をしました。 千畳敷カールには、雪崩講習会にふさわしい(?)雪崩跡。

15日早朝観察を終えて DSC05847

朝陽を浴びて記念撮影 DSC05850
 皆さんお疲れ様!
 でもまだ… 朝食のあとに「雪庇観察」が残っています。




雪崩の様子をもう一度


 この地点からは、千畳敷カール内の雪崩跡の全体像がよく見渡せます。以前大雪崩発生!にアップしましたが、講習会最終日(15日)のものなのでもう一度。

千畳敷の雪崩群(3連)



基本クラスの早朝実習 DSC05865
 中級クラスを引き上げる頃、基本クラスではまだ早朝実習(プロービング)が続けられていました。


 こちらは「腹ごしらえ」へプログラムシフト…。


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雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(10)

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅹ


早朝観察

 講習会最終日の15日、未明から晴天となりました。
 ただ、まだ少し風が残っており、「表面霜」といわれる雪面に霜の結晶が見られる条件にはなっていませんでした。気温もこの時期としては高めで、放射冷却の効いた雪面でもマイナス10℃前後でした。

15日3時~9時の天気図
 上は、15日未明3時の地上天気図(左)と午前9時の天気図(右)




ビーコンチェックを終えて出発 DSC05812
 未明の午前5時50分に集合、ビーコンチェックを行って野外に出ます。

 

 6時、まだ暗い外へ出てみると… 夜空の一角がライトで照らされているように見えました。なんとそれは、ホテルの建物の陰に出ていた月でした。
 満月ではありませんが、月の明りがあるときは逆にきれいな星があまり見れなくなってしまいます。

 千畳敷カール側の斜面に移動して雪の断面を観察しました。

日の出前の積雪観察 DSC05821  

 日の出前、モルゲンロートに染まる宝剣岳、そして大雪崩の跡を背景に… 積雪層と雪質の観察。

日の出前の積雪観察 DSC05824
  東の空、南アルプスの向こうはだいぶ明るくなってきていました。

早朝観察(しもざらめ雪) DSC05838


 ホテル北側に広がる斜面は積雪量が少なく、放射冷却で冷える雪面と地面との温度差が大きくなりやすく、硬くクラストした雪面を掘り起こすと「しもざらめ雪」がザクザク出てきます。とくに、潅木近辺に目立ちます。



未明のケーブルと谷間の雪崩跡
 日の出前の雪崩跡の様子。ケーブル駅と山麓に続く谷間には、上部から流れ込んだ雪崩が川のように続いていました。そして一部は全層雪崩状態に。
 稜線の近くに月の姿も。

南アルプスから昇る朝陽 DSC05845
 6時43分頃、太陽が南アルプスの北岳付近から顔を出しました。


雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(9)

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅸ  

 



雪崩現場の写真 

極楽平側雪崩デブリにて DSC05710

極楽平側雪崩跡とデブリ DSC05717
 大量の雪が堆積したデブリ(堆積区)の様子。雪塊は固く、ずっしりと重い。

雪面を流れる雪塊(跡) DSC05732
 雪面を流れ落ちた雪塊とその滑り跡

雪塊の一部が雪面を流れた跡 DSC05728
 雪塊とその滑り跡(近景)


14日 千畳敷カール内の雪崩跡(13時23分)
 千畳敷カール内の雪崩群とその跡


 デブリの厚さはあまりなく、乾雪雪崩のように勢いある雪崩と違って、濡れ雪がどろどろと流れてきたようなイメージを感じます。


 

遅くまで・・・観察記録の整理 DSC05778
 中級クラスの受講生は、弱層テストや断面観察のレポート提出が必須。
 そして講師はレポートをチェックし適宜アドバイスしなければなりません。

 双方共に… あ~時間が… 足りない!

 そして… 明日は6時から早朝観察!

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(8)
雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅷ  



講習会2日目 14日午後 

 14日の午後は、ガスもすっかり上がり、強い日差しが照りつける晴天に変わりました。

極楽平側の雪崩跡(破断面) DSC05681

 

ビーコン捜索訓練 

 ようやく… ビーコンによる捜索基礎訓練を雪上でやれるときがきました。

ビーコン捜索訓練開始
ビーコン捜索の合間 DSC05683

 初めは、捜索対象1個(1名)から開始。深さも浅いので、デジタル式持参の皆さん問題なく特定できるようになりました。
 その後は、2個(埋没者2名想定)の捜索で、ビーコン捜索とプローブ捜索を2人づつで行いました。2つが離れているときはさほど問題なく発見できましたが、近いときは思った以上に難しくなります。

ビーコン捜索 DSC05687

ビーコン捜索訓練とデブリ DSC05745
 何度も繰り返し、少しずつ要領をつかんでいきます。

ビーコン捜索 DSC05748
 深いときのポイント捜索は慎重に落着いて…。


 ビーコン捜索訓練のあとは、安定化したデブリの中に入り、プロービングの練習を行いました。

 通常の訓練では、比較的平坦な雪面を使ってうので、実際のデブリを使ってのプロービング練習は大変貴重な体験です。

 
 講習会2日目の最後は、弱層テストの一つ「シャベルコンプレッションテスト」を実施。基本的な作業方と技術を身に着けてもらいました。





雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(7)
雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅶ  



雪崩れた条件とその推察

 13日から14日の夜間に発生したとみられる大きな雪崩は「起こるべくして起こる条件」が揃っていました。


 下の図は、1月25日から2月17日までの千畳敷ホテル前の気温と積雪の変化をグラフにしたものです。

1月25日~2月17日千畳敷ホテル気温と積雪                        千畳敷ホテル提供データより

 千畳敷ホテル近くの積雪は、風で運ばれて堆積した雪(風成雪:ふうせいせつ)、降雪そのものによる積雪、風によって持ち去られて雪が減る(剥離)、そして、時間とともにしまって沈む現象(沈降)、あるいは暖気で焼結が早まったり雨で濡れ雪となって沈む場合など、いろいろな気象条件で常に変化しています。

 風の影響を考えなければ、気温の上昇は沈降を早め、-5℃以下の低温は沈降を遅くする要因になります。また晴天で雪温が高まればこれも沈降を早めるでしょう。

 ここに風による雪の堆積や剥離が加わると、ちょっとややこしくなりますが、気温の変化と降雪量(降水量)の変化を見れば、おおまかですが積雪の変化を見当することが可能です。


 いずれにしても、山岳部での実際の気温変化や積雪の変化を知ることのできる中央アルプス宝剣岳千畳敷のデータはとても参考になります。



 南岸低気圧により全国的に大雨となった1月31日の後、宝剣千畳敷ホテル付近は急に積雪を増しました(約40cm)。しかし、実際に降った雪はそれほどではなかったようで、31日から1日の30cmほどの積雪量のアップは風で運ばれてきた風成雪が主な原因のようです。
 事実、31日の夜間はかなりの強風が吹き続けていたとのこと。

 風成雪は粒子が細かく、しまりやすい(焼結しやすい)雪ですがその後12日まで比較的低温(-5℃以下)が続き、新たな降雪はありませんでした。

 11日から12日にかけて雪が降りました。下界では雨のところが多かったのですが、私たちが入山した12日の朝、下の駐車場にもうっすらと雪が積もっていました。
 そして、千畳敷ホテル前の新雪が 20cmほどだったことがわかりました。

 ★10日以上雪が降っていない雪面(旧雪)に「新たな雪が積もった」  



焼結を早めた暖気

 前々の頁(宝剣Ⅳ)の焼結の速さを実感「熱い雪」に書いたように、降って間もない(あるいは堆積してまもない)雪が外気によって急激に暖められて「しまり」、積もった部分全体が板のように固くなったことをお伝えしました。

 この現象は、周辺の山々に積もった新しい雪の部分にも同じように起こり、面発生表層雪崩を起こす原因である「スラブ形成」につながったものと考えられます。

 ★暖気が新雪(上載積雪)をスラブ化させた


 
雨の影響

 13日夜から14日朝にかけてかなりの雨が降りました。
 14日の積雪断面観察で見られたように、積雪深くまで雨水がしみこんでいて、雪温を高めていました。雨が降っている最中、かなりの「ぬれ雪」状態だったに違いありません。

 雪面近くのスラブ化した部分も濡れた状態ですが、横のつながりは維持されている様子でした。

 ただし、濡れたといっても、いわゆるざらめ雪になるまでに時間が必要でしょうから、ぬれしまり雪やぬれしもざらめ雪など、いろいろな状態が複雑に混在していると考えてもおかしくはありません。

 宝剣Ⅴ雪がしまる&ゆるむに書いたとおり、スラブ化した上載積雪を支持できなくなったであろうことが想像できます。

 しかも、旧雪も弱くなっていたことで、積雪の薄い部分は滑走してきた上からの雪とともに崩れたように思えます(斜面途中の全層雪崩部分)。

 ★雨は「積雪深くまで雪温を高め」「雪を重たくし」そして「積雪強度を弱めた」 


 ところで、どのくらいの雨が降ったのか、残念ながら千畳敷での観測データはありません。
 そこで、宝剣岳周辺にあるアメダスの観測データを調べてみます。

 下の図は、宝剣岳を囲むような位置にあるアメダス観測点「木曽福島」「伊那」「飯島」の2月13~14日の降水量と気温の変移をグラフにしたものです。

宝剣周辺の気象データグラフ

 場所によって大きく異なりますが、この日の降雨は南からの湿った風によってつくられ運ばれてくる雨雲によるものです。一般には、南から流れてくる風を上昇させる地形部分の雨が強くなると考えられますが、中央アルプスの脊梁は南北に近い形をしているので、南部の方ほど雨脚が強いだろう…と考えられますが、実際の雨模様は観測されていないのでわかりません。

 ちなみに、13日午後から14日朝にかけて降った積算雨量は、飯島で 101.5mm、伊那で 47.5mm、木曽福島で40.5mmとかなりの量になっていました。
 したがって、宝剣近辺でも、少なくとも40mmを超えていただろうことは想像できます。

 14日の午前中に観察した積雪断面の模様は、まさにこの多量の雨水によるものであり、そして、雪崩もこの多量の雨の中起こったものと推察されます。


 こんな天気のときに雪山に入ってはいけません!


 ※雪崩講習会は雪の安定性を確認しながら安全な範囲内で行っています



 
雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(6)
雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅵ



2月14日 講習会2日目

 14日の朝、稜線付近の天気の回復は遅れ、「しぶとい雲」がまとわりついて、外は風とガスにつつまれ、なんと「雨」がまだ降っていました。この季節、この標高で!
 例年、講習会2日目の朝は、「早朝の雪」を観察することになっていますが、今回は中止。

14日9時~15時の天気図
 午前9時の気圧配置(上左)のとおり、朝方に寒冷前線が通過し、まだその影響下にありましたが昨日から続いていた南寄りの強風やみぞれ混じりの雨による悪天に比べれば、さほど悪い状態ではありませんでしたが、「雨」には参りました。
 上右図は、完全に晴れ渡った14日午後3時の天気図です。



 朝食のあと、ビーコンについての理論や捜索についての机上講習を行い、雨が上がるのを待ってガスで視界のない野外へ。
 昨日からの高温と雨で緩んでいる積雪の状態を考えて、雪質の安定が確認されるまでホテルのごく近傍での講習を行いました。


 社(やしろ)から西側支稜につながる一角で、弱層テストに続き、ピットを掘って積雪断面観察を行いました。
 カメラの不調で写真を撮れませんでしたが、積雪の中にはかなりの雨水がしみ込んだ跡が見られ、
所々に氷板化につながる硬い氷化一歩手前の氷のようなザラメ雪の薄い層が何層かありました。
 積雪の所々は水を含んでいるように見え、半透明になっているところ、白い層を維持しているところ、とさまざまですが。雪温を測ると、-5℃(Min)~0℃程度。


 雨水は、氷化手前ザラメ雪層(不透層)で一次留まったり、あるいは弱い透過層から再び深部に流れ込むような形跡がたくさん見られました。

 この場所はちょうど風の通り道となるようなゆるい背稜状のため、積雪は昨日の観察地点(ここから北側)よりも大分少ないのですが、下部は一部氷化したざらめ雪があって硬く、地面までは掘れませんでした。

 午前10時を過ぎる頃からガスが時々途切れるようになり、雲を通して太陽の日差しを感じるようになりました。

 そして、極楽平からの斜面の一部が視界に入ると、そこには膨大なデブリが…。

 天気はどんどん回復に向かい、昼前にには雪崩跡全体が、さらに宝剣千畳敷にも見事な!雪崩跡出現。
 
14日 極楽平下部の雪崩跡
 宝剣岳の南にあるピーク「サギダルの頭」から極楽平につながる稜線の東側斜面一帯の積雪表層が剥がれ落ちるように雪崩れています。
 
 そこには、面発生表層雪崩の典型、発生区の「破断面」、滑走区の「滑り面」、堆積区の「デブリ」がことごとく現れていました。滑走区の一部は地面が削られ全層雪崩状態にもなっていました。


 雪崩れる現場を目撃することはできませんでしたが、大規模な「面発生湿雪表層雪崩」の実際を目にし、雪崩講習会のイメージテキストとしては、これに勝るものはないでしょう。 


 


雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(5)

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅴ  



夜間に起こった大雪崩


 2月13日の夜から14日の未明にかけて宝剣岳千畳敷周辺で多くの、しかも大きな規模の雪崩が人知れず起こっていました。
 それは… 日本海低気圧に向かって流れ吹き続ける強風(暖気)と夜に降り注いだ雨~みぞれが大きな原因となっていたことは確かです。

13日21時~14日3時の天気図
 上は、ホテルの窓からみぞれ混じりの雨が確認された13日夜9時の地上天気図(左)と14日の未明3時の地上天気図(右)です。

 ホテルの外の気温を直接観測していませんでしたが、上空約 3,000mの気温を高層天気図(700hP)で調べてみると…

2月13日~14日上空の気温の様子

 上空約 3,000mの気温とは、ちょうど宝剣岳(2,931m)~稜線付近の気温を示しています。しかも、本州中部700hPの気圧高度も、2,940~3,000mとなっていました。

 13日の21時頃は完全にプラスの気温になっていたことがわかります。プラス3℃くらいまでは雪になることもありますが、ホテル(約2,640m)の外をみぞれ混じりの雨が降っていたことがうなずけます。


 しかし… 翌日の14日、ガスが晴れて視界が開けるまで、予想を遥かに超える大雪崩が起こっていたことなど、知るよしもありませんでした。


雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(4)
雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅳ  


 初日の午前中から天候が急激に悪化したため、一旦千畳敷ホテルに戻り、昼食をとって午前中に行う予定だったいくつかの確認ミーティングを行いました。
 


荒天メニュー

 午後の天気は午前にも増して強い風とガス、そして雪混じりの悪天です。
 受講生たちがこの朝上がってきたロープウェイは、強風のために12時30分から運休になっていました。もし天候の悪化がもう少し早かったら、講習に参加できなかったかも知れません。

 こなさなければならない講習課目は、千畳敷ホテル近傍もしくは屋内での実施を余儀なくされました。いわゆる荒天メニューに変更です。


 まず、ビーコンの電波特性(電磁波の中の磁場の広がり)の様子を知ってもらい、室内に置いた発信ビーコンと各自の持つ受信ビーコンで広がりの様子を確認しました。

水平雪面近く②
 ビーコンから発信される電波がつくる磁場の広がりは上記の写真のようなイメージになります。この写真ではバーアンテナが雪面に水平に置かれた場合を示しています。
 下の写真は、雪の下に埋没したビーコン(水平位置)からの磁場を表現しています。

水平浅い雪中②

 受信ビーコンは、このような磁場をとらえて誘導され、発信元に近づいていきます。




焼結の速さを実感「熱い雪」 

 ビーコンの基本特性を学んだあと、再び野外に出て「雪を観る」実習に入りました。

 降雪混じりの強い南寄りの風と、それが運ぶ地吹雪が時々我々を襲います。氷点下とはいえ、暖気流入による高い気温はマイナス3度前後。
 風による体感温度は低いですが、実質「氷でできた雪粒子が融解する0℃に近い」温度です。

 大気に触れ続ける雪面付近の雪は、絶対0℃の-273℃からすれば解ける一歩手前の「熱い雪」状態です。
 昨日未明までに降り積もった新雪(ホテル前で約20cm)は、気温の上昇でどんどんしまりつつありました。

 氷点下でも「熱い雪」の焼結速度は速い… それは、弱層テストや積雪断面観察で見事に現れていました。
 雪面近くの雪温は外気温に近く、昨日新雪だった部分はどんどん硬くしまった、横のつながりの強い層(スラブ)になっていき、その下の雪温の低い部分はまだやわらかく弱い状態が保たれていました。



雪がしまる&ゆるむ… そして

 暖気による急激な気温上昇(氷点下内)→ 表層近くの雪の焼結速度アップ(内部の雪温度はまだ低温を保ち粒子間の強度は弱い)→ 表層のスラブ化 ・・・・危険な状態へ。

 さらに、気温上昇(プラスの気温)→ 固まっていたスラブから濡れざらめ雪に→ 表層付近から積雪全体の強度低下 ・・・危険な状態へ。

 雨やみぞれが降る→ 雨水がしみこむ範囲は濡れざらめ化→ 濡れた積雪層全体の強度低下 ・・・危険な状態へ。 

 
 こうして、13日の金曜日の講習会初日、暖気(マイナスの範囲)による速い「雪の変態」を実感するという今までに経験できなかった「熱い雪実感」講習会となりました。

 そして、始末の悪いベタ雪がウェアなどに付着。感覚的には「湿雪」ですが、融点に近いマイナス温度の雪なだけで「濡れている」わけではないのです。
 解けるような焼結の速さが、濡れ雪のように見えるように感じました。

 悪天下、カメラの調子が悪くなって写真がありませんが、露出した皆さんの髪の毛などには樹氷ならぬ髪氷や髭氷がしっかりと育っていました。
 まさに… 氷点下のガス(過冷却雲粒)が髪などに当たって瞬時に氷結する現象。気温が氷点下である証でもありました。


 0℃に近い氷点下の世界のいろいろな現象を実感できた野外実習を終了し、ホテルに戻りました。
 

 そしてこの夜、とうとうみぞれまじりの雨が降りました。外は視界の利かない状態が続いていました。






 
雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(3)

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅲ  


2月13日 講習会初日 

 講習会初日の朝、空は雲ってガスが少し湧いていましたが、宝剣岳周辺の稜線と斜面はまだ見えていました。しかし、時間とともにガスが覆い、講習生の上がってくる9時を過ぎる頃には、山の姿は白の中に消えてしまいました。

 そして風(東~南)も徐々に強くなりはじめていました。気温もマイナス6℃前後と標高 2,600mの山の中としては高い状態です。

13日9時~15時の天気図
 上) 春一番が吹いた13日の9時と15時の気圧配置。発達する日本海低気圧に向かって南から暖気が流入、山は強風を主体とした荒れる状態です。


 中級クラス初日の午前中は室内机上ミーティングを行う予定でしたが、本格的な天気悪化前(午前中)に雪庇の観察をすることに予定変更し、装備を整えて野外実習に向かいました。


雪庇観察地点移動前の円柱テストを終えて
 まず、登る斜面の手前で積雪の安定性を見る弱層テスト(円柱テスト)を実施しました。降雪はあまりありませんが、横なぐりの風がかなり強く襲い掛かかり、地吹雪状態になってきました。 

雪庇観察のために支稜線に向かって登るが・・・  
 強風で視界が悪いため、稜線間際の積雪の少ない斜面を登り始めました。

 ところが・・・

雪庇観察地点へ向かうが・・・ DSC05627
 傾斜が強くなる上部を先行していた別クラスのKS講師から、「這松沿いは雪が硬化していてアイゼンがないと難しい」「突風まじりの強風で危険あり」という交信が入りました。

 あとで聞くと「突風で数m飛ばされた」とのこと・・・。

 さらに・・・

 我々中級クラス列の先頭を行くKW講師から、「雪面剥離箇所あり」の報を受けました。強風と地吹雪の中、大声までもがかき消され、無線交信も聞き取りにくくままなりません。

 近くまで登って見ると、厚さ10数cmの表層が一部剥がれ落ちていました。 
 雪面剥離は、ごく小規模な面発生表層雪崩の跡でした。

2月13日雪庇観察のために移動するも猛烈な風と地吹雪

  我々の登っている斜面から数m離れたより積雪量の多いところにあり、下から登ってくる基本クラスの人たち(写真上)の位置を考えるとあまり楽観もできません。 

 
 本部へ「突風」「積雪不安定」「雪面剥離」状況を報告、雪庇観察を断念し下山する旨伝え、急ぎ下にいる基本クラスの講師にも伝えました。

 地吹雪と強風の中、無線交信を含め情報伝達が思うようにできないことを強く実感させられました。危険情報はできるだけ早く伝え、全員で共有しなければなりません。


 こんな状況中、強引に撮影をした結果・・・  デジカメに雪が付着、その後しばらく冬眠してしまい復活するまで写真が撮れなくなってしまいました。


雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(2)
雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅱ  


2月12日 その2 

 夜は最新のビーコンを実際に使ってみて、反応性や表示の特徴などを体験する時間が設けられました。

ビーコンの数々

 

 上写真の PIEPS DSP と ORTOVOX S1 を主体に、性能や特徴などについて研究。

 室内で、2つの発信ビーコンをどのようにとらえ、特定していくかをやりましたが、1度や2度では会得できるはずもなく… 意外と複雑な表示で戸惑うのが正直なところ。

 自分で所持するものは「確実に使える」ことが必須ですが、自分のものでない機器類を使うのは、すんなりとはいきません。

 

 




 この夜、悪天をもたらす低気圧はまだ日本海に進んでいませんが、未明3時には朝鮮半島に接近。

12日21時~13日3時の天気図 

 どう考えても、明日の講習会に大きな影響を与えることは避けられない… 気圧配置です。

 よくみれば… 「西低東高」。 この季節に不似合いなアンチ冬型。

 南よりの暖気が入り続け、春山の気配。

 

 

 

 

 

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣(1)

雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣 Ⅰ 


 2月13日~15日にかけて、第23回全国雪崩講習会(日本勤労者山岳連盟主催)が中央アルプス宝剣岳千畳敷周辺にて行われ、中級クラス講師として参加してきました。
 今回、チャンスは下界でお休みです。

 昨年の講習会は、初日に二ッ玉低気圧による悪天の中登る登山者が雪崩に遭い、1名死亡という悲惨な現実を目にすることになりましたが、今回の講習会初日は発達する日本海低気圧による荒天に見舞われました。
 しかしその前日は、移動性の高気圧に覆われ山は良い天気。いつものように講習会準備が進められました。

 今回の講習会を以下に順を追ってアップしていきたいと思います。


2月12日 その1  


 明日から講習会という12日は、移動性の高気圧の影響下で穏やかな天気に恵まれました。
 しかし… 明日から大きく崩れることが明らかで、嬉しい晴れ間とはちょっといえません。

12日9時~15時の天気図 
 とはいえ、講習会の準備には助かる天気です。
 観察用雪庇の掘り出しを行いに支稜線の一角まで登りました。



雪庇観察地点へ移動 DSC05505
 上部極楽平と呼ばれる主稜線に沿って、発達した雪庇が見られます(上写真左上)。

 実はこの雪庇、13日から14日にかけての猛烈な風で消えてしまいます。そして、雪庇直下のスカープ(SCARP)と呼ばれる部分から雪崩れ、雪斜面の姿を大きく変えてしまいます(のちにアップ)。

 

 

フィックスロープの設置 DSC05509
 雪庇の掘り出しを安全に行うために、セルフビレイをとるロープをフィックスしました。



ビレイをとって雪庇を掘り出す DSC05517   

 ビレイをとってから、雪庇断面を観察できるように掘り出しを行います。

雪庇の掘り出し DSC05532
 支稜線下部の雪庇はあまり発達していないため、掘り進むと這松やブッシュが出てきました。

 

雪庇断面層の着色 DSC05542

 上写真は、雪庇の断面に色水をスプレーしたところです。地層と同じように、雪庇が成長していく過程で崩落・堆積・剥離・堆積等々を繰り返し、複雑な層構造が見てとれます。

 

 
雪庇の縁に出来た小さな雪庇 DSC05519
 本来の雪庇の縁に、さらに小さな雪庇ができていました。

 後ろの山は南アルプス(左から甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳)。

二重雪庇アップ DSC05522
 雪庇縁の小さな雪庇のアップ。雪と風の芸術です。


二重雪庇 DSC05526
 山側に続く雪庇とその縁の微小雪庇。


上部の雪庇掘り出し DSC05551 
 支稜線山側の雪庇は大きく、掘り下げると厚みは3m以上ありました。


雪庇断面観察掘り出し作業終了 DSC05561  
 雪庇観察用の断面をつくり終え、下山の支度。


下山 DSC05567  

 太陽が主稜線の影に隠れると、急に寒くなってきます。

 ホテルに戻り、明日に備えます。

 


雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(9) END

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 Ⅸ 


 関東ブロックという地方講習会として行われた今回の「雪崩事故を防ぐための講習会」も、各種実習を一通り終え、弱層テストの復習後解散の運びになりました。 


弱層テスト復習


 山荘の近くの雪面で弱層テストの復習。下部に「しもざらめ雪」があり見た目以上に不安定な積雪状態が確認できました。
 傾斜があれば雪崩れる危険が高くなります。

オオシラビソの葉上に積もった雪
 気温も上がり、オオシラビソの上に積もった雪の表情も柔らかくなりました。


 山荘からゴンドラ乗り場へ続く林道を歩きますが…。

講習を終えて(重い荷物の帰路)
 今回持ち込んだチャンスのケージはスチール製。ザックを担いでのケージ担ぎは、えらく堪えました。ソリが欲しくなるところです。


一瞬、陽が差して美しき雪の道

 昨日降った湿った雪は、林道周辺の樹々に着雪し、白い天然のアーケードをつくりました。
 
 そして一瞬、雲間から太陽の光が差し込んで… また違った雪の美しさを演出してくれました。

 

 雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 END

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(8)

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 Ⅷ 


2日目 その5 

引き続き、チャンスに埋没者の臭いを探してもらう捜索訓練を行いました。


②ビーコン~プローブ捜索のあとに(1)  
②ビーコン~プローブ捜索のあとに(2)
②ビーコン~プローブ捜索のあとに(3)
②ビーコン~プローブ捜索のあとに(4)
②ビーコン~プローブ捜索のあとに(5)
②ビーコン~プローブ捜索のあとに(6)
②ビーコン~プローブ捜索のあとに(7)掘り出し 
 明確な特定動作のあと、再び掘り出し作業へと移ります。 


 チャンス、2回目(上写真)までは良い作業をしてくれましたが、3回目になるとちょっと意欲と特定の早さに問題を生じてきました。
 作業そのものはするのですが、「わかっているのに寄り道する」ような…。

 チャンスにとって次第に「新鮮さ」が失せていくのか… 言葉だけの「ご褒美」だけではなかなか意欲の持続が難しいのか…。

 同じ場所での繰り返し作業には「それなりの《何か》」が必要であることをあらためて反省。


 以下、3度目の捜索。仕事はしてくれていますが…。

③ビーコン~プローブ捜索のあとに(1)
③ビーコン~プローブ捜索のあとに(2)
③ビーコン~プローブ捜索のあとに(3)

③ビーコン~プローブ捜索のあとに(4)  



 いつもよりたっぷりの埋没者捜索を終えて、講習会も終盤。

 山荘に戻り、近くの雪面で弱層テストなどを行いました。






 

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(7)
雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 Ⅶ 


2日目 その4 


 再び下の雪原斜面に降りて、埋没体験とプローブの感触などの訓練を行いました。各受講生に協力してもらい、埋没体験と同時にチャンスの訓練も兼ねて捜索させてらうことにしました。


待機は続く…
  ようやく… チャンスにも「待った甲斐があった」と… 思うかは別ですが。

①ビーコン~プローブ捜索のあとに(1)
 チャンスの反応を待って、掘り出してもらいます。
①ビーコン~プローブ捜索のあとに(2)
 時には一緒になって掘り出す体験も。

再び…雪上待機
 再び… お呼びが掛かるまで、雪上待機。
「偉いね~」
 雪上歩行に来ている人から、「偉いね~」と言われれば、ちょっと嬉しい?

 

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(6)
雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 Ⅵ 


2日目 その3

トラバース時のシュミレーション
 入笠山は「たいしたことのない」山かもしれませんが、イメージを深めて応用すればそれなりの訓練はできます。上は、斜面(雪崩の危険が考えられる)をイメージして、トラバースする(行動)訓練です。

山頂間近
 山頂に登り上げると 360°の素晴らしい展望… というハズでしたが。低い雲が多く…。

頂上で記念撮影
 雲間からの展望と、雲間からの太陽を受けながら、山頂で記念撮影。

プロービングの確認
 広い山頂の一角で、プロービングの基本訓練。チャンスは… 見ているだけ。

山頂直下で捜索訓練
 山頂直下で、受講生のためにビーコンとプローブ捜索のシュミレーションを行いました。

訓練の間は再び待機
 訓練の間、チャンスにはじっと待ってもらいます。待機も「当たり前」に慣れてきました。


雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(5)

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 Ⅴ 


氷の華


 入笠山への道は白い氷の華であふれていました。

 

青空に浮かぶホワイトツリー
 ホワイトツリーは青空に映えます。その実態は「樹氷」であったり「樹霜」であったり。
 樹氷は、過冷却の雲粒(霧や雲を形作っている小さな水滴が氷点下で凍らずに浮遊している状態)が樹枝に付着した瞬間に凍結して「氷」になり、それが蓄積してつくられます。
 樹霜は、空気中に含まれている「水蒸気」が凝結して「霜(氷の結晶)」をつくって成長したものです。次の写真が霜でできた「樹霜」です。

実に咲いた霜の花
 木の実に育った「霜」の華(結晶)。冷えた樹枝や実に、水蒸気が凝結して生まれます。

しだれ樹霜


 垂れ下がった細い枝に霜が降りれば… しだれ樹霜。美しき自然の芸術。


ホワイトツリーと暗雲
 入笠山頂付近から八ヶ岳山麓を見下ろすホワイトツリー群。低い雲(暗雲)とのコントラスが不思議な風景を醸し出していました。
 



雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(4)
雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 Ⅳ 


2日目 その2

 ようやくチャンスの出番がやってきました。
 例年行っている雪崩事故捜索救助シュミレーションの中の「雪崩捜索犬活用バージョン」です。

 シュミレーション開始前に雪崩遭難者役が雪中に埋没され(もちろん安全に)、講習生を含む別パーティーが現場へ。

雪崩事故シュミレーション①
 事故にあったパーティーの一員(役)が助けを求めてやってきました。

雪崩事故シュミレーション②
 状況を確認してから埋没エリアへ。

雪崩事故シュミレーション③
 雪面に出てくる遭難者の臭いを探し回り、埋没付近で反応。

雪崩事故シュミレーション④
 スクラッチもしくはアラート反応から、掘り出し役に反応箇所を示してバトンタッチ。

雪崩事故シュミレーション⑤
 役割を終えて一休み。

雪崩事故シュミレーション⑥
 埋没者役、無事救出。



 このあと、入笠山に向かって移動しました。
雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(3)

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山 Ⅲ 



2日目 その1

 翌日の2月1日は未明からよく晴れ、放射冷却で冷えた朝を迎えました。



 凍る樹皮と入笠山
 太陽の光は標高の高いところから当たり始めます。凍る樹枝と山頂部に陽が当り始めた入笠山。


朝の中央アルプス
 峠から見る中央アルプスの峰々。



朝の気温と雪面温度
 まだ陽が差していない雪面の温度は、放射冷却で気温よりも低くなっています。
 雪面には小さな霜(表面霜)がたくさんついていましたが、よく見ないと雪と区別がつきません。


 
夜明け前の雪面疾走
 薪小屋の寝室から目覚めたチャンスは、興奮気味に雪上を疾走!




 チャンスの出番は… 次のブログで。

大雪崩発生!
大雪崩発生!  


 13日から14日、大荒れの天気の最中に大きな雪崩が数多く発生しました。その雪崩跡を間近に見る機会を得ましたのでアップします。

DSC05709の画像調整
 デブリ(雪崩れた雪が堆積した部分)から見上げる雪崩跡の全体像。
 極楽平と呼ばれる稜線鞍部とその直下(標高約 2,800~2,820m)に、雪崩が発生した「破断面」が続いていています。流れ落ちた雪は途中の雪をさらに削ぎ落としながら、撮影点付近を通り過ぎ、下の谷間まで続いていました。
 撮影場所と日時 : 中央アルプス宝剣岳千畳敷南側 2009年2月14日 14時31分


千畳敷の雪崩群(3連)

 宝剣岳千畳敷カール内へ流れ落ちた数多くの雪崩跡。
 撮影場所と日時 : 中央アルプス宝剣千畳敷 2009年2月15日 6時50分




 詳しくは、「雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山」のあとの「雪崩事故を防ぐための講習会 宝剣」でお伝えしたいと思います。

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(2)
雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山Ⅱ 



1月31日 講習会初日  

 富士見パノラマスキー場からゴンドラに乗って上がりました。

ゴンドラにて
 雨模様だった下のスキー場の樹々に雪はついていませんでしたが、標高の高い途中から雪が付着した景色に変わりました。

 ゴンドラ駅から小さな山を越えて雪に覆われた湿原地帯を抜け、雪の林道を歩いてから入笠山に近い山荘に辿りつきます。今回は、スチール製のケージを持参したので、身近い距離とはいえかなりキツイ歩きを強いられました。

山荘前でチャンスを知る静岡の方と
 山荘で、静岡から来られた登山者に「チャンスですか?」と言われびっくり。
 静岡の山と渓のブログからこちらのブログに訪問してくれていたとのこと。


 昼食をとってから、入笠山に続く山道の一角に出来る雪庇(風下側の吹き溜まり)まで移動。

雪庇観察
 雪庇部分を掘り出してから、積雪断面を観察し、雪庇の構造と強度、危険性などについて学びます。


円柱テスト要領
 雪崩の起こりやすさを、積雪の安定性から判断する「弱層テスト」の一つで、道具がなくても行える「円柱テスト」の方法を教えます。

ショベルコンプレッションテスト
 シャベルとスノーソー(雪を裁断するノコギリ)で、より客観的に積雪の中の弱層を調べる「シャベルコンプレッションテスト」の実施。


ビーコン捜索の訓練

 積雪の中身を知り、積雪の安定性を知る方法を学んだあと、ビーコン捜索の訓練を行いました。


本日は待機ばかりのチャンス
 本日の講習会では、チャンスの出番がありません。移動するたびに「待機」してもらいました。

寝床は薪小屋
 チャンスの寝床は薪小屋の中です。置いてある水が凍ってしまう寒さですが… チャンスは平気 !?


 明日の活躍の場を期待して…

 おやすみなさい。



雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山(1)

雪崩事故を防ぐための講習会 入笠山Ⅰ 


 先日の土日(1月31日~2月1日)、入笠山で行われた雪崩事故防止のための地方講習会(関東ブロック)に行ってきました。



 入山日の1月31日、山麓では朝まで雨が降り続きました。入笠山付近でも夜半まで雨で、その後雪に変わったため、樹木は着雪により真っ白になっていました。

チャンス 白い雪景色を背景に②

チャンス 白い雪景色を背景に



 雪の降り止んだ午後、時々ガスがかかるような空模様。雪をかぶった木立が幻想的な風景を醸し出します。


ガス間の積雪樹木②


ガス間の積雪樹木 



 講習会の模様はまたこの後で。






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