関東ブロック 雪崩講習会 その7
ちょっと贅沢な時間
まずは記念撮影。
昨年は山頂部を雪が覆っていましたが、今回は雪無しです。
今年のこれまでの天気は、低気圧性の降雪は少なく冬型寒気に伴うものが多かったせいでしょうか。
強い西よりの風で、低山でも高山の稜線に近い状況になったためかもしれません。
以下に、山頂からの山々の眺めを・・・。
中央アルプス空木岳(左)~宝剣、木曾駒ヶ岳の峰々。
宝剣は来月12日からの第24回全国雪崩講習会会場です。
昨日まで荒れ狂っていたであろう北アルプス北部の山々まで姿を現しました。
左から、穂高連峰~槍ヶ岳、常念岳(継ぎ目あたり)、大天井 、燕から立山、蓮華、針ノ木~爺ヶ岳、鹿島槍(双耳峰)、五竜岳。
写真には写っていませんが、白馬岳まで見えています。 北部の山々は南部と比べると雪の付き方(白さの量)の違いが見て取れます。
南に目をやれば・・・
その右、一見鹿島槍のような双耳峰に見えるところは鋸岳 、その右奥は北岳、さらに右は仙丈ヶ岳です。
一番近くに横たわるのは八ヶ岳主峰赤岳を中心とした峰々。 左から硫黄岳、横岳、阿弥陀岳(手前)、赤岳、権現岳です。
白い樹林帯は・・・ 樹氷、樹霜のようです。 一定の高度を境にして見事に分かれています。
せっかくだから・・・
チャンスと記念撮影。
赤岳を入れてもう一度・・・
風が目にしみる?
やっぱり・・・
ところで、このときの雲の様子を衛星写真(気象庁HPより24日11時30分可視画像)で調べてみました。
甲信越の日本海側を除いて広い範囲に雲がありません。 黄色い矢印で示したあたりの白は、雲ではなくて山の雪です。
北アルプスは、稜線部の白い雪とまわりを囲む低い雲で、白く写っています(上の北アルプスの写真にある雲)。
山と関係ありませんが、この日の斉洲島(チェジュ島)の南(→)におもしろい雲の渦が見えています。
川の流れの中でもときどき目にすることのある「カルマン渦」とよばれる現象が数100kmのスケールで起こっていました。
(つづく)