山の中に入るといろいろな発見をすることがあります。
今までも時々目にすることがあったのですが、今回は、その名のとおりの姿から、大きく育った姿まで
見ることができました。
それは・・・
タマゴタケ

これを見て、ほとんどの人は「毒キノコ」だと感じてしまうと思います。
なにしろ色が毒々しい・・・。
しかも、昔から毒キノコの一つとして有名なベニテングタケにもよく似ています。
しかしこれは 有名な食用キノコ タマゴタケです。
さらに 美味しい!と言われている・・・。

「あ~、ダメヨ!」

まさに「卵の殻と黄身」のよなタマゴタケの幼菌と、それが伸び始めたもの。
今回、写真のように育つ過程のような具合のタマゴタケに遭遇できました。
いつも・・・ 美味しいらしい とは知りながら、まだ食べてみようという行動まで至りません。
今回も、写真だけでやめました。
しかし!
Webをいろいろ調べてみると・・・
「あれからほぼ毎年採っているが、大変良い出汁がでて、家では味噌汁に入れている。」
「軽く湯がいてマヨネ-ズで食べてもグ-」
「そのまま洗って生でマヨネ-ズを付けて食べても良い。数少ない生食できるきのこである。」
「食用にされるきのこではおそらく最もカラフルですが、外見に似合わずとても美味しいきのこです。」
「かなり少量しか採れないきのこで、偶然でしか採れません。」
「フランス料理、イタリア料理では高級茸としてよく使われます。」
「生でオリーブオイルと塩で食べて良し。」
「火を通すとトロッとした食感と風味がなるほど卵の黄身のような。」
「焼き物:タマゴタケはカサが開く前のものがよい。軽く洗って水気を拭き取り網焼きにする。
十分に火を通してじっくり焼き上げたらしょうゆをつけ,軽くあぶってから盛りつける。
あつあつをいただく。味が足りないならしょうゆをたらせばいい。
タマゴタケのうまい食べ方決定版です。」
「じゅわっと広がるうまみを含んだとき、驚きに思考が中断することであろう。」
「充実のおいしさ。」
なんて記事がいっぱい。
今度こそ 採ってきて食べるぞ~!
主稜線ピーク付近でゆっくり休んだ後下山しました。

展望の利くのは稜線直下のわずかな間、まもなく樹林帯に入ります。

植林帯の急斜面に切られたジグザグ登山道から、ときどき外れて「道なき道」を下降し、悪い下降路にも慣れてもらいました。
長いアプローチの後の捜索
実際の山の捜索(広大なエリア)では、むやみやたらに犬を動かしても体力を消耗させ、長いゼロ回答の繰り返しで犬の意欲も減退してしまいます。
実はそれ以上に、理想的なイメージで犬を動かせる場所がほとんどありません。
多くの遭難者は沢沿いに入り込んでいます。
あるいは滑落等で、ザレや岩の多い急斜面に、そして視認できない濃い藪の中であったり・・・。
怪しいエリア、可能性のあるエリアをハンドラーが推理、推測して、そこを中心に反応を見るしかありません。
そのためには、長いアプローチをさせてから捜索させる、という経験も犬には大切になってきます。

今回の捜索訓練は、標高差約600mを登り 約250m下山したあとに行いました。
急な斜面の下から、登る臭いとらせるようにして捜索させましたが、若い犬が多かったせいか、意欲の衰えや動きの悪さは感じませんでした。

まもなく1歳を迎える黒ラブは、まだ「疲れ」など知らないようです。
捜索行動における基本的な訓練は必要ですが、このような場所で頻繁に訓練していれば・・・
山の捜索に強い犬となること 必然でしょうか。
もちろん! 犬以上にハンドラーも!

最終場面のくだりも、道を外れて、地形を選びながら・・・
山に不慣れな人にとっては「コワイ」「ヤバイ」ような場面に時々出くわしますが・・・
安全な身の動かし方も含めて、慣れてもらいます。
もちろん、これ以上危険な場面では、補助ロープを使用することも必要になります。
主稜線 ピーク登頂!
真夏の登山、犬が熱中症にならないように気をつけなければなりませんが、選んだルートは樹林帯。
水をしっかり与えていれば、下界よりは気温も低く問題ありません。
しばしの急登を終えれば、視界が開けて主稜線近くの尾根上に出ます。ほどなくピークの山頂へ。

衣(雲)を身にまとった富士山の姿が・・・
主稜線上はたくさんの登山者が行きかっていました。
そして・・・

最近話題になっている「山ガール」も!

稜線上は日陰の無い焦熱地獄。 犬たちは稜線直下の潅木帯で休ませました。

眼下には、先ほど登ってきた尾根が出っ張って小山のように見えます。
登頂記念撮影

この暑い最中、よくがんばりました(犬たち!)。
ハンドラーの皆さんも・・・ このくらいは「どうってことない」でしょう!

せっかくなので 私も・・・
犬よりハンドラー(つづく)
ハンドラーとしての足腰力&バランス鍛錬のために利用した山は丹沢の一角。
捜索犬関係でここを利用するのは、今回で4度目(内1回は下山のみ)となりました。

わざと道を外れて登り、登山道に戻ってゆるやかになった尾根道を少し登り上げたところで休息。
この地点、必ずといってよいほど立寄ってきました。
5年前の9月29日にもやってきました。

そのときは・・・ まもなく3歳を迎える若きチャンスも一緒でした。
「チャンス、あの辺りで休んでいたね・・・」と、思い出される馴染みの場所でした。
この地点からしばらく幅広く緩やかな尾根道が続きます。
私は少し離れて、3名のハンドラーに道を任せて辿らせると・・・
本来の道から外れて・・・ 森林作業道をどんどん進んで行ってしまいました。

「そっちは違うゾ~」と無線で知らせ、私のいる場所(位置)をホイッスルで確認させて、道なき道を登ってきてもらいました。
山慣れていない人(ハンドラー)が山に入ると、仕事道あるいはケモノ道に入り込んで「道迷い」を起こすことはザラにあることなのです。
山全体の特徴も含めて、ポイントになる場所、地勢、尾根の方向、形等々、地図による知識を身に付けて行動していないと、
捜索者が遭難者になってしまうことも十分起こりえるのです。
捜索どころでは・・・ あ り ま せ ん。

今回、天気もよく、時間の余裕もあったために頂上を目指すことにしました。
地図上に書かれた稜線にそった道は、荒廃や一部崩壊のせいか、斜面を迂回するジグザグ道に変わっていました。

傾斜もきつく、ジグザグ登山道のお陰で大分登りやすくなっていました。
この斜面はヒノキの植林帯ですが、ちょうどこの時期発生のピークを迎えていたのか、ヒグラシの大合唱の中を登っていきました。
ここを過ぎれば、主稜線、山頂まではもうわずかです。
犬よりハンドラー(つづく)
昨日(25日)、とても残念なニュースが伝えられました。
沢登り事故の登山者を救出するために出た埼玉県防災航空隊のヘリコプター(あらかわ1号)が救助現場で墜落、5人の死者が出たというものです。
防災航空隊は、災害時の被災者や山で遭難事故者が出たときにヘリを使って救出救助する消防関係機関です。
そして、今から8年前にその関係者とヘリを使った訓練に携わったことがありました(ヘリ降下訓練)。
このときの写真(上2枚)と駐機訓練時の写真の「あらかわ(1号)」。
機体は新しくなっていますが、今回の墜落機と同じタイプのようです。

防災ヘリ「あらかわ1号」2002年当時の写真(今回墜落したヘリは 2005年導入のものです)。
まだ詳しい原因や状況は伝えられていませんが、とても残念でなりません。
人命の救助に当たっていて、自らの命を絶ってしまうという非情で冷酷な事故の現実に言葉がありません。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
鍛錬! 犬よりハンドラー Ⅰ
山に精通していない人が山に入れば・・・
自分の位置がわからない、どこを探したかわからない・・・。
道なき道に長けていない人が山の捜索に入れば・・・
移動がままならない、たいしたことのない所で転倒、滑落の危険に晒される・・・。
そしてそれ以上に、ハンドラーが「山の関係者に付いていけない」「足手まといになる」「不安を与える」といった懸念材料さえ
つきまといます。
犬を使わずに「人的捜索をする」方が多い現在、犬の行動を支配するハンドラーが、少なくとも人的捜索をする人程度には・・・
山に慣れ親しんでおくことが求められます。
ということで、まずは・・・
犬よりハンドラー
ちょっと偉そうなテーマを設けて・・・
19日の「海の日」に「山慣らし」鍛錬を行ってきました。
本来の登山道から外れて、道なき山斜面を登っていきました。
犬にとっては、ハンドラーたちに付随して登るだけで、一般道と違うのは「歩きやすいか歩きにくいか」程度です。
まずは「道なき道」「林間急斜面」「多少の藪」に慣れてもらいます。
そんな「慣れ」を目指して、ちょっと意地悪なルートを選びながら登っていきました。
一般ルートから外れていますが、自分のいる位置との関係を地図で確認しながら登っていきます。
犬は例外なく、ハンドラーよりも元気です。
標高差にして、100とか200mあるかないか程度の道なきルート工作ですが、足場の状況判断を中心に「慣れる」ことを
願いながら移動し、再び一般ルートに戻りました。
鍛錬(つづく)
チャンスやビンゴが元気だった頃、何度か「やっておきたい」と思った事がありました。
それは・・・

こんなこと。

犬といっしょにロープを使って懸垂することです。
写真上は 5歳の黒ラブを肩掛けで、写真下は 2歳のゴールデンを下降器支点で、一緒に懸垂してみた様子です。
こういうとき・・・ 犬は大抵「情けない」表情をしています。
犬だけの吊り下げは何度かやっていましたが、一緒に岩場を懸垂する機会がつくれずなかなか叶いませんでした。
この連休中に やっとチャレンジすることができました。
こんなこと チャンスとやりたかったのですが・・・
チャンスの吊り下げは・・・

7年前の7月、三峰川でのことでした。
まだ1歳に満たない、9ヵ月の幼犬チャンスです。
今回は、懸垂チャレンジの前に、山間部「道無き道」の登降訓練も行いましたので、その様子は後日また。
2回目の捜索第一日目を終えて、夜は避難小屋「枯松小屋」を利用しました。

立派なログハウスづくりの小屋での一泊。
チャンスはもう1頭と騒ぐのを避けて・・・ ちょっと離れて「ひとり寝(同室)」です。
左下の写真は翌朝、朝ごはんを終えての一時です。

二日目の朝。 良い天気に恵まれました。

二日目の捜索も・・・ 藪の中・・・。
気温も上がり、藪の中の木陰で休息。

この時期、マダニが多く、放っておくと目の縁などにうごめき縦列してきます。
気づいたら・・・ とにかくとってもらうのですが・・・
どこからともなく・・・ 次々と付着してきます。

チャンス お疲れ様。
二日目も、考えられる遭難箇所をいくつかチェックしましたが・・・
残念ながら明確な反応、手がかりは見つかりませんでした。
4年前の捜索 チャンスの記憶 END
手がかりのなかった一回目の捜索のあと、地図上で気になる箇所、すなわち、残雪のある中で「迷い込みそうな」箇所以外、
「足を踏み外しそうな」箇所、「滑落しそうな」箇所がいくつか気になっていました。
気になる「箇所」を探るために、6月2~3日の二日間、二回目の捜索にチャンスともう1頭の2頭で山に入りました。
すでに残雪はほとんど消え、雪の下に寝ていたクマ笹が起き上がり、茂って、山中の移動は雪上歩行から藪漕ぎ状態に変化、
さらに、5月の時点では問題なかった視界も、木々の新緑でままならなくなってきていました。

丸黒山へのアプローチ。
途中の避難小屋まで一泊二日の荷物を担いで上がりました。
初日は丸黒山山頂まで入り、周辺の捜索と下山時の滑落を考えながらの捜索に当たることにしました。

丸黒山頂は広くゆったりしたところです。

丸黒山周辺の捜索(ほとんど藪漕ぎ)を終え、しばらく休息。
このあと・・・ 「チャンスの藪漕ぎ」へと続きます。
捜索に当たった山域(丸黒山周辺)は比較的傾斜が緩く、さほど山慣れていない人でも歩けそうなところでした。
よく整備された登山道を踏み外さない限り・・・

山中には立派な避難小屋も備えられ、水場もたくさんあります。
しかし、道を外れて一度迷ってしまうと・・・ 広大なエリアに呑み込まれてしまいます。
積雪が残っている場合、登山道と山間の溝の区別がなくなり、道標を見失えばどこでも迷い込む可能性があります(行方不明に
なった登山者が入山したのは5月7日)。
雪山や残雪期に慣れている登山者であれば、地図と地勢を頼りに登りますが、無積雪期の登山しかしていない場合で
方向感覚と地図読力がなければ・・・
道迷いしてしまっても不思議ではありません。
そして、道に(道がなくなって)迷ってしまうと・・・ 元に戻れない可能性が高くなります。
この捜索では、「道と勘違いして迷い込みみそうな」場所を中心に探りました。

地図を見て、地形を見て、積雪面のつながりを見て、
道迷いの可能性の高いエリアに入り、チャンスの反応を見て歩きます。
捜索初日は、チャンス1頭と他団体犬8頭が捜索、間1日置いた2日目は、チャンスと応援に駆けつけたもう1頭で捜索。
残念ながら、行方不明者の手がかりはつかめませんでした。

私たちが2日間に捜索、確認したエリアを地図上に赤く色付け、遭難者ご家族を通じて岐阜県警に報告してもらいました。
このときの結果と山の地形、地勢の記憶、地図による遭難箇所の推測などを通じ、6月2~3日に再度捜索を行うことにしました(2度目の捜索)。
チャンスの訓練の最後はたいてい、隠れ役のいないエリアを探させてから、隠れ役のいるエリアへと
移動させて行くことが当たり前になっていました。
5月9日の終盤も・・・

目が光っているのはカメラのストロボが作動したためです。
でも・・・ なんか 変な位置。

チェックして回ります。

「この辺り、匂わない・・・ 」 「ここにはいないね・・・ 」
このあと、いくつかのエリアを捜索して、最後はヘルパーの潜む場所で・・・ ヒット!
チャンスにとって最後の訓練になった5月16日の写真があります。
この日に限ってチャンスをあまり撮影していませんでした。
その写真は・・・ 思い出すとまだ辛いので、もう少し経ってからアップします。
チャンスの訓練 5月9日 END
チャンスがチャンスらしかった日々 5月9日(8)
タイヤとタイヤの間は隙間も多く、中にいるヘルパーの臭いはあちこちから出てくる状態です。

「この辺だ!」「あれ?」「こっちか?」「いやまてよ・・・」 多分そんな感じだったのでしょう。
臭いが透け透けなのに、思ったように近づけない・・・
何とか近づきたい・・・
顔を奥につっこみ、少しでも近づいて確信を得ようとしている仕草が伺えます。

まるで、雪中捜索のように・・・ 体をもぐらせてヘルパーに近づこうとしているのに似ています。
臭いを感じて、より強い臭いの出所に近づき、行けるところまで行く・・・
そんな気持ちを強く持ち続けてくれたチャンス。
もうこれ以上行けない・・・というところで、
「出て来~い!」と吠え始めるかのような、いやいや、「早く! ちょうだ~い!」が正しいのか
チャンスはいったいどんな気持ちで吠え始めていたのでしょうか・・・。
チャンスのタイヤ(つづく)
チャンスがチャンスらしかった日々 5月9日(7)
再び、チャンス5月9日の訓練模様です。
タイヤを山積みした中に人が隠れています。

タイヤ山周辺から出るヘルパーの臭いを感じて近づきました。 「この辺りに・・・ いるね・・・」

「どれどれ」「かなり怪しい・・・」

「ん~ん・・・ どこだろう」

「感じる、感じる・・・」「かなり強く・・・」
多くの犬にとってタイヤは歩きにくく、移動しにくく、好きになれない障害の一つです。
しかし、チャンスにとってはさして気にならない存在でした。
皆が「え~」「ウッソ~!」と思うような障害物を・・・
いつも、得意そうに・・・ 健気に・・・ 越えたり、登ったり・・・
それが、チャンスらしい姿でした。
チャンスのタイヤ(つづく)
静岡の山の捜索でチャンスがお世話になった方のブログ(静岡の山と渓)にチャンスを惜しむ記事が載りました。
チャンスは、訓練や捜索などを通じてたくさんの人と出会い、関わってきました。
その出会いや関わりがあってこそ、捜索犬として成長してきたことを忘れるわけにはいきません。
中でも、捜索という現場での関わりは、チャンスにとっても私にとっても他に変えることのできない貴重な体験のひとつです。
静岡安倍川上流の八紘嶺山域行方不明者捜索のために、チャンスは4回山に入り、述べ5日間山中を駆け巡りました。
そして、行動を共にした方々と接し、期待され、可愛がられ・・・
チャンスはきっと・・・
毎回 何か良い気分だったに違いありません。

2007年11月22日 静岡県警の方と一緒に八紘嶺~梅ヶ島の捜索をしました(八紘嶺捜索1日目)。
下山後は、安倍峠に置いてある自車までパトカーに運んでもらいました。
その翌日、11月23日は静岡の山と渓の片山さんと市岳連のTさんと初めて捜索を共にしました。

山伏~大谷崩れ周辺を捜索しました。 大谷崩れ斜面ではカモシカとも遭遇(八紘嶺捜索2日目)。
それから9日目の12月2日、再びチャンスと静岡へ。

先日下った大谷崩れを遡り、大谷嶺~八紘嶺~安倍峠周辺を捜索(八紘嶺捜索3日目)。
そしてさらに、雪が積もり始めた12月16日、チャンスにとっても私にとっても、そして捜索犬にとってもこれ以上ないだろう
と思われるほどの長丁場の捜索に携わりました。
安倍峠から八紘嶺を抜け、七面山へ抜ける縦走ルートです(八紘嶺捜索4日目)。

チャンスにとって3度目の八紘嶺山頂、そしてその後は長い長い尾根沿いの道が続きました。

七面山を越えたあとも、長くキツイ下山が続きました。
このとき、チャンスは5歳2ヶ月。
足腰こたえていたハンドラーにくらべれば・・・ 元気そのものでした。
捜索は我々だけでなく、静岡の山岳会、消防、警察関係者の多くの方々が長期間携わっていましたが、残念ながら
発見することはできませんでした。
それでも、チャンスは行動を共にした人々の気持ちを和ませ、そして行方不明者家族の心までも癒してくれたように思います。
チャンスの健気さ、無邪気さ、そして純粋な心・・・
決して忘れないよ!
そして・・・
静岡の山と渓の片山さん、チャンスのことを忘れずに大切に思っていただき感謝しています。
チャンスの思いを代弁・・・ ありがとう!
チャンスがチャンスらしかった日々 5月9日(6)
屋根から下りなければ・・・
という意識はあっても、なかなかすんなりと行かない場所で、チャンスなりに迷い、考えていたようです。

チャンスなりに・・・ 「困ったなぁ、どうしよう」と言っている様子。
できるのに・・・
口に銜えているものがあると、フリーの状態よりも行動や意識に制限が出てきてしますようです。
とはいえ、意を決する「キッカケ」さえ掴めれば・・・

「やっぱ・・・ ここしかないな・・・ 」

「仕方ないなぁ・・・ よっこらしょ っと」

「ここまで来れば・・・ よいさ っと」

「登るよりも・・・ けっこう大変なんですよ~」

「着地!」
や~、たいしたもんだ!
エライ、えらいぞ~!
よくやったね、チャンス!
チャンス満喫!屋根の上の人の臭い END