犬と懸垂 その2
今回最後の鍛錬は犬と懸垂の試行です。
岩場上部まで犬を連れて移動できる迂回路のようなものがあれば良いのですが見当たりません。
かといって、犬を吊り上げて上部でいろいろ操作する・・・ という時間も、人員もいません。
そこで、確保をとってもらって、肩がけで犬を背負い、数m上のバンド状のところまで登ることにしました。

しかし・・・ これがメチャクチャ キツイ!
25kg以上ある黒ラブを肩がけして登るのが半端ではありませんでした。 犬はおとなしくしていてくれますが・・・。

一息ついて、下降器をセットして降りますが・・・
この肩がけ法はハンドラーへの身体負担が強く、またハンドラーのハーネスにも犬の体重分だけ付加がかかり、短距離、
短時間の場合を除いてお勧めできるものではありません。
まぁ、今回のように経験してみる価値はありますが・・・。

犬の荷重を直接下降器に掛かるようにセットすると、ハンドラーは通常の懸垂とほとんど変わらない感覚で下降できました。
しかし、犬用リフトハーネスのショルダー部分の長さがハンドラーよりも大分下になってやや不安定。
慣れていない犬は、岩に接近すると本能的に脚を出して突っ張ろうとしてしまいます。

完全に空中となれば犬も落ちつく(?)ようになりました。
やはり、犬と並んで下降できるような状態が理想です。
理想的な下降は・・・

こんなイメージをもっているのですが・・・ ※上写真:ヘリ降下訓練の中で行ったビンゴとの吊り上げ訓練
今後機会があれば、いろいろ試してみようかと・・・ 思っています。

訓練を終えて、トップロープ上のカラビナを回収しに・・・

今回の最終記念撮影!

再び沢を渡渉して、林道へ戻りました。
本日の訓練終了! お疲れ様でした~。
鍛錬! 犬よりハンドラー END