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山と瓦礫と捜索犬
山の中、雪の中、瓦礫の中、鼻を使って人を探す犬がいます。 そんな「捜索犬」活動の一端と興味ある自然現象及びとっておきの写真などを紹介します。
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逆!飛行機雲
逆!飛行機雲




 8月10日の夕方近く、所用で多摩川の河川敷付近にいました。


 九州の西を北上する台風 号の間接的な影響で空には積雲の列が次々と流れてくる状態でした。


 こんな、ちょっと興味をそそる空模様や雲模様のときは・・・

 できるだけ写真に収めるようにしています。


20100810の空①
 8月10日の空模様です(世田谷区二子玉川付近 15時37分)。


 そしてそれからしばらくあとに、上空を移動するジェット機の音を聞きました。


 その後、ふと空を眺めると・・・


20100810の空②
 「あっ! 逆飛行機雲じゃないか~?」    (15時53分)

 そのとき逆飛行機雲という名称のあることを知りませんでしたが、咄嗟にその名前が自然に浮かんできました。


20100810の空③
 まさに、飛行機雲の逆、白黒反転、ネガ状態の飛行機雲(?)。  飛行機雲の金型と言った方がよいかも。



20100810の空④
 低層雲がたくさん移動している状態なので、漠然と見ていると気づかずに見過ごしてしまうような空模様の中に現れました。


 この逆飛行機雲のある高さは、ジェット機の飛ぶ 8000m以上で、券積雲状の中をジェット機が通過して生まれたようです。

 こういう現象があるとは聞いていましたが、実際に見るのは初めてです。



20100810の空⑤
 時間とともに、上空の風の流れに沿って移動しながら、ジェット機飛行の軌跡は変化していきました(15時57分)。

 写真を見るまで気づきませんでしたが、もう一本(もう1機)の逆飛行機雲が写っていました。


20100810の空⑥
 さらに時間を経て(16時02分)、逆飛行機雲(軌跡)は巻積雲の中に溶け込んでいくように見えました。


20100810の空⑦

 それでも、軌跡の影響は雲の中に長く印されつづけていました(16時06分)。

 地震雲だ・・・なんて でもそうでしたが、ジェット機で乱された上空の気流の影響は、けっこう長く、広範囲に影響を与え続けるようです。





 ちょっと珍しい 現象を目にして

 また ほんの ちょっと 嬉しくなりました。






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