水の力の爪痕
三峰川の林道を遡っていくといくつかの沢に出会います。
その中で比較的大きなもの小黒沢という沢がありますが・・・

橋が石で埋まっていました。
もの凄い量の水の流れで土石が流れ込んできたことを物語ります。

もともとあった橋とその下を流れていた水路は埋め尽くされ、橋の基部、林道の一部が削られて新しい水路ができていました。
川を渡る橋が無い・・・ ということは、渡渉せざるを得ません。
流れが緩く飛び石の多いところを探して渡りました。

上流側の林道から見た橋と川の流れです。
そしてしばらく進むと、昨年の最後の訓練のあとに登ったあたり(深山訓練キャンプ 三峰川Ⅸ)
に着きますが・・・

登った辺りの斜面が「無くなって」いました。

昨年、捜索訓練を行った広い河原とその周辺は見渡されますが・・・
左岸(右側)の樹木と流木堆積物はかろうじて残り、昨年の様子をとどめていますが、それ以外の河原の状態は、手前の崖を含め様相が一変していました。

河原に降りて、逆から眺めたところです。
三峰川は別名「暴れ川」とよばれる谷。 変貌の起こることはよく知っていますが・・・。

昨年チャンスと訓練し、写真に串刺しのように写っていた岩と横たわる倒木が残っていました(深山訓練 三峰川Ⅷ)。
流木帯もほぼ昨年のままの形で残っていました。
懐かしと思うと同時に、寂しさを隠せません。
三峰川再び(つづく)