早くも年末を迎えました。
強い寒気が入り、日本海からの雪雲がぶつかる山域では吹雪く荒れた天気となる予想です。
年末年始に入山する人たちが、雪崩に遭わないことを祈っています。
昨年も、そして一昨年も、年末年始の大雪(入山前の場合、入山中の場合もあります)や入山中の荒天で命を落とした登山者がありました。
一級の寒気、強い冬型・・・
という明らかな情報(予報)のあるとき、入山する山域やルートを考慮して、危険や困難が濃厚な場合は中止するか、より安全が確保しうる
山域やルートに計画を変更して欲しいと願っています。
「吹雪く視界の利かない極寒の雪山」というのも・・・
確かに「冬山らしい」体験のできることも事実ですが・・・
それはあまりにもリスクが高いと言わざるを得ません。
もし入ってしまって、下山日程を計算しながらの行動であるならば・・・
無理に目的地を目指すことなく、地勢的に安全確実なエリアを選んで、雪洞などに篭って「内なる雪山」を楽しむのも一つの選択肢だと思います。
こんな心の余裕をもってほしいと願っています。
なんと言っても、天気の良い中での行動ほど気持ちのよいものはありませんから・・・。
がしかし、天気が良くても命を奪う雪崩は発生します。
斜面全体が流れ落ちる面発生表層雪崩は、行動する者が雪崩のキッカケ(切れ目を入れる、雪面を引っ張る)をつくっているという
事実を知って、斜面を見たら常に雪崩をイメージしながら、積雪の不安定具合を確認しながら・・・
慎重な行動を心がけて欲しいと思います。
もちろん、面発生ではない乾雪によるホウ雪崩のような雪崩も谷間を中心に起こっています。
この場合は短期間(時間)に大量の雪が降ったときに起こっているので、そういう状況にあるときは「危険なエリア」周辺に近づかない
ことに限ります。
*********************************************************************************************
雪崩による事故は、その衝撃で即死という場合を除いても、埋没後15分、20分という短時間に救出しなければ生還できる可能性はどんどん無くなっていきます。
そして、その現場で救出できなかったとき・・・
その後の捜索は困難を極め、冬が過ぎて春を向かえ、雪が解け始めるまで捜索することができなくなってしまいます。
2004年末に南アルプス北岳大樺沢で雪崩事故が、2008年末に北アルプス抜戸岳で雪崩事故がありました。
縁あって、その捜索にチャンスが携わりました。
それは、もちろん生きた人の捜索ではありません。
北岳大樺沢の雪崩事故のときは、雪崩講習会関係者から捜索の相談を受け、1月~5月の間、シグマシュード(擬似遺体臭)を探させる訓練を
中心に続けました。
そして、チャンスの初めての捜索活動(2歳9ヶ月)は遺体捜索からとなりました。

雪崩現場は夏の雪渓と化し、困難を極めましたが、チャンスは雪面の臭いをていねいに探ってくれました。
その後、多くの雪中捜索訓練(生体が主)を行いましたが、抜戸岳の捜索まで雪崩事故の実捜索はありません。

抜戸岳の捜索に関しては北アルプス抜戸岳雪崩遭難者捜索と北ア抜戸岳雪崩遭難者捜索再びに詳しく書かせて頂きました。
北岳大樺沢も、抜戸岳も、現場まで長いアプローチが必要です。
そんなアプローチを経てからの捜索でも、チャンスは健気に探し続けてくれました。
その姿はとても心強く頼もしい存在でした。
しかし今、その「当たり前の姿」はありません。
その元気で健気な姿を写真やビデオで見るたび、「当たり前の姿」がとても素晴らしい存在でとても貴重な瞬間であったことを
あらためて感じています。
また・・・
チャンスのような相犬に出会いたい・・・。
この先・・・
チャンスの「生まれ変わり」というような気持ちで新たな犬を迎え入れたい・・・。
そう思って来年を迎えたいと思っています。
最後の訓練を終えて地図にある送電線を越える方向に向かっていきました。
しかし、予想に反してなかなかくぐるところまで行きません。
道は送電線の方向と並行に下っていたからでした。

ようやく送電線の下(上写真左)をくぐり・・・
ところが今度は、そのまま進まず、再び送電線と同じ方向にジグザグを切って下ります。
だいぶん下って、右方向へ向かい再び送電線をくぐりました(上写真右)。

そしてまた下ります。 車が通れるように舗装された道ですが・・・ えらく急です。
このあと、地図の畑マークのところ(茶畑)を経て、民家に近い道(黒い線)に合流しました。

無事、朝出発した大寺橋に到着。
下山道はどんな軌跡を経たのか・・・
地図上にその軌跡を記載してみました。

→は下る尾根の方向を指しています。
両側が落ち込んでいるところに居れば尾根上を歩いていれることになりますが、同時に尾根の方向はわかりやすいものです。
尾根の向きが変わる点でコンパスを確認し、前後の関係を踏まえてだいたいの位置を特定することができました。
今回辿った全ルートは以下のとおり。

たいした行程ではありませんが、地図を見ながら自分の位置をじっくり確認するにはなかなか良いルートでした。
この周辺、応用ルートもいろいろと考えられそうです。
今度はもう少し「意地悪」なルートを選んでみようかナ・・・ なんて。
「迷って」「間違えて」という経験を踏みながら、地図読力を深めてほしいと思っています。
地図読山行 101223 END
下山ルートは山頂から北東~東北東に延びる比較的大きな尾根を下るものでした。
2万5千地図には載っていなかったので、どのように道がつけられているか興味がありました。
ただしこの尾根、道が明確な場合は良いですが、広めなので周囲をよく見て下らないと意外と間違いやすい地形と言えるルートです。
下りながら・・・
連れて来た犬に「このあたりが良さそう」と・・・

簡易な捜索訓練を行いました。

だいぶん経験を積んできた犬と若い犬・・・
臭いをとって辿れるように隠れましたが、問題なくやって来てくれました。
下山ルートは、東北東から東南東、東南東から再び東北東へと屈曲しますが、その具合を気づかないといけません。
方向(方角)と傾斜(等高線の間隔)具合を理解してもらい、自分の位置を知ってもらいます。
標高500mの等高線あたりから急激に傾斜が増しますが、道はやはりジグザグを切るようについていました。
が・・・
ジグザグを切って下降するかと思いきや、南の沢に向かって斜めに緩やかに下降を始めました。

緩やかに斜面をトラバースぎみに下降する道。
木漏れ陽がおもしろいコントラストを描いてくれます。
大きな等高線の凹地である沢の実態を見てもらいながら進んでいきました。

沢を横切ってしばらく進んだ場所に、訓練適地がありました。
もちろん、捜索訓練を行います。
風向きは谷風の形で、ヘルパー役には風下の上部に隠れてもらいました。
すぐに臭いを捉えることができない設定でしたが、「指示された方向に向かえば臭いがとれる」ということを学ぶ場にしてみました。
地図読山行 101223(つづく)
冬型の気圧配置でしたが、丹沢山塊は穏やかな状態でした。
山頂の風は弱く、気になるほどのものではありませんでした。 が・・・。
弱いとはいえ、かなり冷たい空気の移動です。

ゆっくり休むには「冷さ」をよけて、潅木(アセビ)の茂みの中が一番です。
暖かい陽射しが嬉しいひととき。
眼下の秦野盆地(市街)を隔てて、相模湾の江ノ島、三浦半島、右(西側)には箱根~伊豆の山々、海上には伊豆大島、利島(重なって神津島、新島)が見えます。
天気が良いとそれだけで得した気分です。

お湯を沸かして、ココアを飲んで・・・
担いできたチャンスのりんごを剥いて・・・ 食べました。

記念撮影をして下山開始。
富士山が露出オーバーで飛んじゃっています。
さて下山・・・ どこをどう下ろうか・・・。
地図読山行 101223(つづく)
案の定、地図に書かれていない道はシダンゴ山と西のピーク(812m)をつなぐ稜線に向かって行きました。


道から林間ごしに見える 812mピークの山斜面です。

ほどなく、両ピークの鞍部に着きました。
シダンゴ山まではもうわずかです。
シダンゴ山頂
広い山頂に到着。 周囲は背の低いアセビの木に囲まれていました。

あの山まで行けば・・・
雪化粧のきれいな富士山も「あの山」に半身が隠れてしまっています。

シダンゴの由来が記された石碑。

山頂から北~北東方向には、鍋割山、塔ノ岳から続く表尾根が一望できました。
鍋割山の左奥は蛭ヶ岳。
表尾根の一角、台形の三ノ塔の左側のピークは・・・

今年の7月に行った烏尾山(鍛錬!犬よりハンドラー)とその尾根です。
地図読山行 101223(つづく)
民家のあるところから離れ、山道に入ります。
あらかじめ付けておいたポイントは、地形がわかりやすかったり、道が分岐したり、道の方向が変わるようなところです。

地図を整置して、周辺の様子と見えるものを地図とを照らし合わせます。
写真は皆に説明するために地面に置いていますが・・・ 本来は手元の高さで見るようにします。

冬季が地図読みの訓練に向いているのは、茂っている葉が落ちて見通しが良くなっているからです。
整置した地図から、特徴のある見えるものの方向(角度)を確認すれば、その特徴あるものが地図のどれに当たるかがわかります。

自分のいる場所が確認できれば、地図に記載されている等高線の間隔と山の斜面の傾斜の具合を知ることで、等高線の様子を見るだけで
そこがどのくらいの傾斜か、ある程度イメージすることができるようにもなります。

だいぶん進んだので、送電線やピークの関係を地図と照らし合わせてみました。

稜線に出るところは状況を判断しやすいポイントです。 視界はよくありませんが、いくつか確認できるものがそろっています。

尾根上の送電線(鉄塔)ほど明確なポイントはありません。
明確な場所では、高度計の補正も正確に行うことができます。
鉄塔から先は、地図通り、尾根を巻くように右から上がり、その先で尾根の上に出ました。
この先、地図に書かれていた道はなくなって(多分廃道に)、左に巻いて行くように進む道ができていました。

左の山陵に向かって峠を越えるようなルートになっている「であろう」と想像することができます。
地図読山行 101223(つづく)
12月23日、捜索犬ハンドラーを連れて地図読山行に行ってきました。
以前何度か企画しましたが、ずいぶん久しぶりの実施です。
山行に選んだのはシダンゴ山。
丹沢の一角です。
事前学習課題的に配布した資料は

当日の予定ルートは、地図を見ながらいくつか考えていました。
時間、体力等々の余裕があるときと、なくなってきたときなどでルートを選びます。
そんないくつかの想定の中で、山中を移動しながらポイントとなる地形をあらかじめ調べ、記載したのが上の地図です。
シダンゴ山までのルートは複数ありますが、2万5千分の1地図内に記された道は一つしかありません。
実は、私もこの山に入るのは初めてなので、地図を調べながらいろいろイメージしておきました。
23日は冬型の気圧配置、丹沢は快晴の朝を迎え、地図読山行には最高の条件です。

予定通り、地図にある橋を渡り出発。
地図読みにふさわしい特徴物「送電線」あり、針葉樹、広葉樹あり、起伏、支尾根、小沢などなどたくさんあって、なかなか良い感じです。

チェックポイントごとに、地形や周りの状態を確認し、地図の情報とを照らし合わせてもらいました。
そして、これから進むべき方向や道を確認してもらいます。
地図読山行 101223(つづく)
今年で最後になるホテルの・・・ クリスマスイルミネーション。
そのたもとには

サンタの足元の光は、ハッブル宇宙望遠鏡で見える恒星の輝きのようです。
サンタは、一人じゃ ありません。

忙しそうに走り回っていました。
まもなく・・・ 書き入れ時。
そして
見上げれば・・・

さらに 距離を置けば・・・

以前にも撮りましたが・・・
三脚無しでの苦労撮りでしたので、 今回は三脚を使って撮ってきました。
でも・・・
今度はカメラがちょっと 力不足。
それでも、前回よりはマシなのでアップしました。
青色発光ダイオードの登場でイルミネーションの世界は一気に広がりました。 最近はやたらに派手で明るく輝くものが多くなってきていますが・・・
このくらいのイルミネーションの方が、クリスマスにふさわしいような気がします。
急な林間の足場が崩れやすいザレ状態の中、C地点の沢に向かって下っていきます。
[広告] VPS
沢に近づくほどに両側は切れ落ちるようになります。
足に絡んだツタのようなものを、チャンスは自分自身で齧り取りました。
ハンドラーとしてあまり意識していませんでしたが、犬(チャンス)が行動する上で貴重な体験学習となっていました。
道迷いして下降している登山者の意識、思考を思えば、
きるだけ問題のないルートを探しつつ下っていくでしょう・・・
道に迷ってしまったという不安の中の精神状況下、「自然物の中の一部が人的な構造物に見えてしまう」という錯覚、
さらに、疲労困憊しているとき、「当たり前に」選び「楽に思える」ところへ進もうとする心理。
そして・・・
反射神経、筋力の衰退が招く、ほんのちょっとしたキッカケで起こる滑落、転落・・・。
そんな状況を考えるのが一般的です。
「この範囲にいる」とわかっていない中での捜索、いない可能性の方が高いかもしれない中での捜索。
行方不明になり、連絡が途絶えたのは 12月18日。 既に44日経った中での捜索。
ただひたすら・・・
チャンスが「気にする箇所」 「気にする方向」があるかないか・・・
そして、あったらどうするか・・・
そんなことを考えながら・・・
下っていきます。
もちろん、ハンドラー自身の安全も確保(?)しながら・・・。
二人だけの捜索とその記憶(つづく)
あぶない! あぶないぞ!
と言っても・・・
チャンスはどう感じ、どう思っていたのでしょうか・・・。
[広告] VPS
経験を重ねていけば、転がり落ちていく石や雪の塊を「意味のないもの」と認識していくのでしょうが・・・。
先代のビンゴも、そしてチャンスも、落ちていく塊に目がとまり・・・
「獲りに行きたい!」という本能、衝動にかられる様子が見られました。
もちろん、「いけない!」というコマンドで次第に(それを)「我慢」できるようになっていきますが、
果たして(それが)、「転がり落ちていく、ただの石」「ただの雪塊」という認識に至ってくれるのでしょうか・・・。
二人だけの捜索とその記憶(つづく)
4年ほど前の2007年1月31日、チャンスと二人だけの捜索活動を行ったことがありました。
そのときの記憶を動画を交えて綴っていきます。
その初めは・・・

安倍川から直上する急峻な尾根を辿るものでした。
なぜ、このルートを選んだか・・・
その前の河原沿いの捜索(2006年12月24日)の終了近く、a地点でチャンスが尾根に続く斜面の上方をやたらに気にしていて、
その後、「確認しなければ・・・」という気持ちが残って、ずっと引っかかっていたからでした。
辿ったルートを地図で示すと

青い点線は、行方不明者が本来の道を誤って降りてきた可能性のあるルートの一つを示しています。
行方不明者が、青いルートを辿って、その後、北側の支尾根や沢沿いに降りて・・・
といった仮定の中での捜索です。
A地点からは道のない急な尾根道を上りながらチャンスの反応を見ていきました。

急傾斜の一角で休息。
オレンジのスリングは・・・ ザックが転がり落ちるのを防ぐためのものです。

尾根周辺の植生の様子。

どんなに急でも、どんなに足場が悪くても・・・
チャンスの良いところは、健気に頑張ってくれるところでした。
二人だけの捜索とその記憶(つづく)
熟練作業模様
服従作業の写真は撮りそこなってしまいましたが、知り合い犬の熟練作業を見ることができました。

シーソーと水平ハシゴ渡り。
指示で自主的に動き、かつ落ち着いた作業のできることが望まれます。

直線上のトンネルは簡易な作業ですが、犬の制御の確実性が問われます。
瓦礫歩行は、嫌な感触の足場でも、ハンドラーに付き従えること、そして指示なし停座(ハンドラーが立ち止まるとその場に停座)が
できなくてはいけません。

熟練課目の中で、遠隔操作が一番難しい課目と言えそうです。
数10m離れた3つのテーブルに、審査員から言われた順番に犬を移動させますが、ハンドラーは決められた箇所から移動することはできません。
手と声だけで、犬に指示し、犬はそれを理解して行動に移すのですが・・・
写真上の黒ラブはしっかりこなすことができましたが、多くの犬たちが、戸惑い、勘違いし、思ったように動けないことの多い課目です。
最後の課目は、抱きかかえ移動。

ハンドラーが犬を抱いて歩き、途中で別の知らない人に抱き渡し、移動してから降ろします。
降ろされた犬は指示されるまで(呼ばれるまで)そこに留まらなければなりません。
捜索犬の試験は、聞くよりも見ること、見るよりも出ること・・・ が一番。
しかし、見ることも大きな刺激、そして勉強の場になることは確かです。
捜索救助犬の試験模様 END
発見告知の模様
擬似瓦礫内には作業関係者に見立てた「動く人」がいたり、煙が流れていたり、スピーカーからは頻繁に音(工事の音、救急車のサイレン音
など)が出されていたり・・・。
しかし、犬だけが入れ、ハンドラーはその中に入れません。
煩雑な環境の中でも、隠れているヘルパー(被災者役)の臭いを求めて擬似瓦礫の中を探しまわる意欲と行動力、
そして「執念深さ」のようなもののあることが理想です。

捜し求める中で、臭いを感じ・・・ 出どころを求め・・・
探り当てて・・・ 咆哮!
犬は「その場を離れず」、ハンドラーが確認しに行くまで、そこで「吠え続けること」が求められます。

咆哮していても、「どこから臭いが出ているか」が特定されなければ確認はできません。
「ここ」という箇所が特定されれば、ハンドラーはその場所を確認します。
そしてそこに被災者役がいれば・・・ 「発見しました!」
ハンドラーはもちろん、見学してる私たちもホッとさせられる場面です。
室内も含めて、この逆もあるのですから・・・。
捜索救助犬の試験模様(つづく)
はやくも今年最後の月、師走です。
私にとっては、例年始まる「雪崩に関わる」季節の始まり。
そして・・・ その雪と共に一緒に活動してきたチャンスがいないという寂しさを、また感じることにもなりそうです。
とはいえ、これからの犬(人)たちのために、去る11月28日、国際救助犬の試験を見学してきました。
昨年まで使っていた試験会場の様子は2008年11月の様子にアップしていますが、今回は芦ノ湖に近い箱根の一角で実施されていました。
捜索試験模様

捜索開始前、試験関係者から現場状況や制限等について説明が行われますが、その間、少し離れた場所で犬は休止(待機)していなければなりません。
これは国際的な試験では普通に行われているようです。

上の写真は、5年ほど前に見学したスイスにおける捜索救助犬試験開始前の様子です。
犬は離れたところで待機し、その間に捜索現場に関する詳しい説明が行われていました。
今回の捜索試験は室内エリアから始まりました。


室内捜索の一つのエリアを終えると、戸外につながったエリアがあり、そちらへ犬を向かわせます。
犬は外からの臭いを感じ、自主的な捜索に入っていくことが望まれます。

外は・・・ 擬似瓦礫の世界。
障害物をものともせず、臭いを捜し求める意欲と行動力が試されます。
捜索救助犬の試験模様(つづく)