REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (5)
7年前のスイス訪問 (4)
ベルン郊外の訓練施設を見学した翌日、
捜索犬の試験が行なわれるとのことで、1時間以上車を走らせて会場に向かいました。
その会場も!
瓦礫でできた村でした。
消防の訓練場にもなっていて、あちこちに焼け跡が残っていました。
試験開始前の状況確認。
犬の作業に支障を与えない限り、自由に見学させてくれました。
この広い瓦礫の町の中に、2人の行方不明者役が隠されていました。
犬が発見咆哮したあと、ハンドラーがこの建物の奥に入って確認しているところ(犬は外で待っている状態)。
試験終了後、丁寧な講評が行なわれていました。
犬の動きや作業内容は見ていてわかりましたが、講評の中身はちょっと・・・
現在はどうかわかりませんが、7年前のスイスではゴールデンが多く、
ゴールデン好きの私としては、なにかとても嬉しかったことを覚えています。
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28~29日、今年も訓練キャンプのために三峰川(ミブガワ)に行ってきました。
帰ったら、食べようと楽しみにしていた桃の実。
昨日夜帰宅して覗いてみると、 無い!

網が掻きむしるように破られ、あの美味しそうな桃の実が無くなっていました。
地面を探してみると・・・

ショック!
タネだけが・・・
犯人は鳥!
いや~なんとも ウカツでした!
その昔、毎年たくんさんの実をつけた桃の木がありましたが、
美味しそうなところから、鳥に食べられていたことを思い出しました。
熟れて食べごろになった状態を、
鳥はしっかり品定めしていたのです。
一個しかなかった桃の実、食べたかった・・・
ほんとうに・・・
口惜しい!

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REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (4)
7年前のスイス訪問 (3)
車に合わせてつくられているケージ・・・
犬文化の違いを感じさせられます。
川を渡った別の訓練施設には、服従を行う広いスペースが。
最初の場所とは少し趣の異なった感じです。
基礎的な訓練のためのようなつくり。
案の定…
工夫されたバークBOXの扉がありました。
写真は内側、犬に合わせてヘルパーが操作できるように、2重の仕掛けが・・・。
周辺施設の案内図。
私たちが訪れたのは、③、④、⑤周辺です。
出るのは、ため息ばかり・・・。
何ででしょう?
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7年前のスイス訪問 (2)

訓練する場所に着いて、いろいろ説明してくれるリンダさんとチームメンバー
そのあと、基本的な訓練を見せてくれました。

基本的な訓練に見た目大きな違いはありませんが、
学ぶべきことは多々ありました。

しっかりした訓練用瓦礫なので、ヘルパーと犬との理想的なやり取りができているようでした。

熟練的な訓練は、その都度いろいろな道具を組み合わせて行っていました。
パターン化させない障害物訓練の必要性をあらためて認識。

ビヨヨ~ン、という感じの不安定手づくり台座。
日本に帰って、似たようなものをつくりました。

リヤカーに乗せ(自分で乗り)、移動させたり…。
このような訓練を自分の犬(チャンス、そしてヒット)にも行なうようになりました。
場所を移動して、ランチタイム


リンダさんの愛犬(ボーダーコリー)。

歩いて行けるところに もう一つの訓練施設があるということで、午後はそちらへ向かいました。

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7年前のスイス訪問 (1)
リンダさんはスイス救助犬協会(REDOG)の主要メンバーの一人ですが、スイスは国をあげて人命救助のための洗練された組織が
鎖のようにつながり、連携する体制が確立しています。
そしてその目的のために、救助関係者が訓練をする施設が各地に備わっていて、7年前そのいくつかを
見学することができました。
そのときの様子と写真を。

休日の朝、犬の訓練をしにたくさんの会員が集まってきました(左、リンダさん)。
瓦礫でできた町!

大きな瓦礫が積重ねてあり、その横を通って奥の瓦施設へと移動しますが・・・。


次々と現れる瓦礫の山。

というよりも
瓦礫でつくられた町!




見渡すかぎり・・・ とはいいませんが
まさに「瓦礫でつくられた町」
そしてその町のあちらこちらで、いくつかのグループが訓練を行なっていました。
地震国ではないスイスに、世界有数の地震国である私たちの国にはない災害救助訓練のための専用施設が、
それもとてつもないスケールで
当然のようにつくられていることに、ただただ驚くばかり。
しかも、ただ大きく、たくさんあるというのではなく、
それぞれの構造物にはいろいろな工夫がなされてて、
訓練の目的に合わせて、使い分けることができる…
羨ましい限りです。

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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (24)
6月25日 修了
3日間に渡る密度の濃い遺体捜索ワークショップも無事終了、修了証の授与が行なわれました。
その模様、ごく一部ですが…。
今回の修了証(24時間コース)。
12年前のウォーターサーチトレーニングキャンプの修了証(48時間コース)。
最後に、マーシャ講師、アンディ講師を囲んで集合写真。
お疲れ様でした!
ありがとうございました!
12年ぶりの遺体捜索ワークショップ END
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桃の実 ひとつ
結実して大きくなりつつあったモモの実。
2つのうちの一つが、7月16日落ちてしまい・・・ 今残っているのは一つだけ。
その16日の様子。
落ちたモモは虫に食われ、無残な姿…。
でも、洗って、大丈夫な部分を食べてみれば… 桃!の味!
安全を期すためにネットをかぶせて、1週間後の23日
無事です。
かなり小ぶりですが…
おいしそう!
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (23)
6月25日 その5
室内レクチャーを行なう部屋の隣に
こんな札の掛かったドアが・・・
ヒットの部屋なら、使ってもいいのかな?
さて、最終日の午後は野外で、いくつかの原臭を使っての捜索トレーニングが行なわれました。
天気は、時折霧雨舞う肌寒い状況。
犬のトレーニングには最適ですが、遠くなると霧でよく見えなくなってしまいます。
ヒット最初の捜索は、一定エリア内の中に隠された原臭探し。
マーシャ講師に作業の内容を確認します。
このときの写真はありません(かなり動き回って、霧もかかり、遠くからはとらえきれなかったようです)。
目指す原臭まで行き着いて、しっかり褒めることは出来ましたが、
それまで「早く動きすぎて」臭いを捉えるのが遅れました。
マーシャ講師曰く「私の犬もこの子に似ています。ただゴールデンでなくシェパードですが・・・ 」
「このように若く力があり余っている犬は、作業前に捜索エリアでないところを使って 15分くらい動かしてやるといいです」って!
そういえば、ビンゴやチャンスのときも若いときは、肝心な作業(試験も含めて)をさせる前によくガス抜きをしていました… っけ。
作業を終えて・・・
このあと、アンディによる別バーションの捜索を行いました。
いいところもあれば、まだまだ、というところもありました。
ところで
ヒット、何してるの?
どうなってんじゃ?
ありゃりゃ
前もありましたが(どうした?)、こんなとき、どうして犬はおとなしくしてくれているのでしょう?
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (23)
6月25日 その4
参加犬が一巡して、2回目の捜索。
壁に沿い、ドア周辺を意識するイメージでヒットを出します。
関係ないエリア、無駄な行動をさせないイメージでヒットに方向指示します。
最初のドアからの臭いは「ありません」
目的のドアからの臭いは・・・
近くを通れば、どこかにセントコーンの一部が流れ、感じます。
気にするそぶり…
「そうだ~!」と心の中で叫びますが、あえて何も言いません。
臭いの広がり、滞留で、ヒット自ら「あれ?」「ん?」と感じながら
確かな臭い(原臭から出てくるより濃い臭い)を探ります。
「やっぱり、ここか!」
というときに!
しっかり「嗅がせて」
そうだ~!
みつけたら?
どうするんだったっけ?
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (22)
6月25日 その3
新しい臭いを含む何度かの刷り込みを繰り返したあと
ドアの奥に隠した原臭を探させることを行ないました。
探すの、やるぞ!
ドアのある壁に沿って探すようにヒットを出します。
どこだ~!というヒットの意識は高いのですが
落ち着いて探せないので、ついつい走りすぎて求める弱い臭いを見失ってしまいます。
探すべき臭いのあるエリアに向かうようにのみ、指示しました。
そう、少し落ち着いて 探せば!
そうだ~!
できるじゃないか~
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (21)
6月25日 その2
再び、原臭刷り込みの復習です。
今日は、あらたに「初めての臭い」が付加されました。
もちろん、遺体臭につながる組織の一部です。
ヒットも落ち着けば… 悪くないのですが…。
まだまだ、興奮しやすくて困ります。
鼻をつけて、「これだ!」と思ったら、 座って!
ちゃんと、座って吠えたら、ご褒美~!
はい、 しばらくお休み。
今回のセミナーでは、スタッフのNHさんや、YMさんにヒットの写真をお願いしましたが、
普段なかなか撮れない貴重な場面をたくさん撮ってもらえました。
感謝、感謝!
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (20)
6月25日 その1
セミナー最終日も、室内レクチャーから始まりました。
12年前のトレーニングキャンプでも習った、水難者の臭い移動や捜索の仕方の基本的な説明のあと
実際の捜索事例をいくつか示してくれました。
犯罪に関わる遺体捜索が始まった2月、川周辺での一場面。 ヘリによる捜索も行なわれています。
しかし、この後4月になるまで遺体は発見されず。
そして、4月
犬を乗せて船で捜索している様子。
その後 発見された遺体は…。
水面に掛かる樹の枝に引っかかっている状態。
発見された遺体とそれを引き上げるために確保する警察関係者。
日本では、こういった生々しい場面をメディアとしてほとんど掲載することはなく、意図的に避けられていますが、
欧米では危機管理意識向上のための手段としても、情報開示されるのが一般的のようです。
しかし、遺体捜索というトレーニングを犬に行なうのであれば、捜索の結果としてこのような現実のあることを
意識し、直視しなければなりません。
このあと、別の事件における人骨発見という例も示してくれました。
発見された頭蓋骨部分。
捜索に関わった犬は、ぬれネズミ状態。
発見までに時間が経っていると、いろいろな要因で、完全な骨格に満たない場合が当たり前のようです。
日本でも、山岳遭難などで発見されるまで月日が経っていると、
大型動物によって分離、分散されてしまう例があり、また大雨や土砂でバラバラになってごく一部しか
発見できない、あるいは発見できなくなってしまう(土砂と一緒になってしまい)という場合が多いようです。
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (19)
6月24日 懇親会
2日目の夜は懇親会。
実践経験豊富なマーシャとアンディを囲んで、
とても充実した時間を共有することができました。
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (18)
6月24日 その9
セミナーにはいくつかの参考本が置いてありました。
犬の捜索とは、嗅覚を使っての捜索。
その基本原理やトレーニングの手法について書かれた本は多いですが、
英語が苦手でも欲しくなるよな図面や写真がたくさん…。
アバランチ(雪崩)捜索訓練での撮りたくなるようなイメージ写真!
今までにたくんさん、雪中(雪洞)からこういった写真を撮りましたが(2008年12月29日、2010年4月4日、2011年12月30日、2012年4月1日)、
上のようなカッコイイ写真は、さすがに撮っていませんでした。
こんどの冬には・・・ チャレンジするぞ!
それはさておき…
トレーニングの手法を具体的に書いた本を示して説明するマーシャ講師。
いろいろ試してみたくなる トレーニング・グッズの一つす。
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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (17)
6月24日 その8
野外トレーニングを終えて、再び室内で原臭の「刷り込み」を強化することになりました。
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7年前の2005年4月、スイス救助犬(REDOG)の訓練や試験の視察に行きました。
そのとき、ベルンのチームリーダーで獣医師のリンダさんにお会いし、
その年の9月 日本に招致して救助犬セミナーを開催したことがありました。
そして昨年、彼女のチームが東日本大震災の救援活動に訪れ、私たちと入れ違いに
同じ南三陸町に入ったことを後に知ることになりました(スイスからの救助犬、南三陸町に来たスイス救助犬)。
そのリンダさんが来日し、7年ぶりに交流する機会を得ました。

14日は普段訓練しているところにて。

犬の行動学に基づいた多くの知見とアドバイス、アイデアなどを頂くことができました。

犬の様子、行動を観察、メモをしています。
スイスでは審査員も行なっているので、評価やアドバイスはわかりやすく的確で、ありがたい限り。


今回は、昨年の東日本大震災捜索チームの一人、マリーナさんと一緒です。
15日は、都内のビル解体現場に移動。



前回も通訳をしてくれたATさんが来てくれて、とてもわかりやすい説明をしてもらうことができました。
詳しくは、しばらくあとにまた。

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12年ぶりの遺体捜索ワークショップ (16)
6月24日 その7
何度か行き来しながら、原臭からの臭いを感じ取り始めました。
原臭の周辺を気にします。
どこだ~~
そうそう・・・
カチッ(そうだ!)
ご褒美をあげて、褒めながら・・・
は~い、お疲れ様!
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6月24日 その6
異なる設定で、エリア内に置かれたシグマの原臭いを探させます。

設定エリアに向かいます。

捜索すべきエリアの範囲などを聞いてから
捜索エリアの風下へ移動。

作業させたいエリアへ向けて


ヒット、探すことは好きなので
どこだ、どこだ、という感じで探しますが
移動が早すぎて、臭いの断片を感じ損ねている感あり。
もちょっと… 落ち着いて!

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6月24日 その5 犬の表情Ⅱ

なにかじってんだ!

おとなしく、待つのですよ。
こちら、作業と休息のスイッチが明確な方。
スイッチ・オンで、素晴らしい作業をします。

さて・・・
場所を移して、別の作業開始です。

ふん ふん

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6月24日 その5 犬の表情Ⅰ
見学や待機中、人も犬も表情豊かです。

他の犬の作業中は、リラックスして待機。

いいこですね~

こんなとき…
犬は何考えているのでしょう。
考えて… いない?

ポケットからの「いいもの」を期待!

ハイ、いい顔して!

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6月24日 その4
一つ目の捜索に続いて、二つ目の捜索をするように促されました。


捜索エリアの範囲が伝えられますが、探すべき原臭のある位置はわかりません。

ヒット、意欲的に探し出しましたが、求める臭いを感じとるまではかなり広範囲に移動しました。
明らかに違う(捜索エリア外)に向かおうとするときだけ、方向指示を与えますが、
感じる臭いを捉えるまでは、ヒットに任せます。

セントコーンと呼ばれる臭いの広がりに気づくと、その周辺を気にしだします。
移動範囲も限られて、ハンドラーの私もヒットの近くに移動。
シグマの臭いはわずかなので、すんなりとは原臭に近づけませんが、
エリアが狭まり、気になる臭い=探すべき臭いと意識していけば
見つかります…。
カチッ!
そうだ~~~、いいこだ~~!

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6月24日 その3
原臭(遺体臭シグマ)のあるエリアの臭い溜まり周辺で、気にする動作をし始めたヒット。
マーシャが観察をしながら、「その時」を狙ってクリッカーを握っています。


そうだ~! のクリッカー合図。
すぐに駆け寄り、褒めて、ご褒美~

の、つもりが・・・ ヒットをびっくりさせてしまいました~。

あらためて 原臭を嗅がせて
よ~し! ヨシ、これだよ!

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6月24日 その2
室内訓練を終えて、野外での捜索へ。

普段、犬や人が入らないエリアに移動します。

トレーニング・モデル犬が行なう作業や行動を、アンディ講師がわかりやすく説明。
もちろん、通訳のEMさんを介して。
この設定では、ヒットは最後の出番。
隠された「原臭」のだいたいの場所をハンドラー(私)はわかっていますが、ある程度の方向(エリアへの)指示以外は、ヒット任せです。


原臭のあるエリアに向かって、いい感じで移動しましたが…

臭いを感じているような、いないような…
まもなく、戻ってしまい
そしてまたエリアに向かわせました。
まだ、探すべき目的の臭いと認識していない様子。


原臭からの臭いはたしかに、広がり、臭い溜まりを形成しているはず。
その臭いを感じていることも確かですが…。

ヒットは? やはり、まだ意識が弱いようです。

遺体臭としての「特異な臭い」を探すべき目的の臭いと意識するまでには、至っていないのかも知れません。


あいまいな目的臭の中に、先に出た2頭の犬によるマーキングの臭いが作業を邪魔しました。
この別臭を嗅ぐ動作を「物理的に遮断」させましたが…。
あとで、講師に「作業意欲を妨げないよう、言葉によるセーブに留めるべき」とアドバイスされました。
幸い、ヒットには意欲を削ぐほどの影響は与えずに済みましたが、デリケートな犬には注意が必要です。
そう、ヒットはデリケートでは・・・ ありません。


迷って、どうしてよいかわからないヒットに
あえて、明確な指示は与えません。
求める原臭のあるエリアを示すだけにとどめます。
さて…

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6月24日 その1

二日目の講義開始。
昨日の結果を踏まえて、臭いの動き、広がり、流れについての基本レクチャー。
二日目の基本トレーニング(遺体臭の刷り込み)も、基本的に昨日と変わりません。
ただし、今日は「新たな臭い」も追加。
シグマシュードには、「概ね 30日未満の遺体臭(FormulaⅠ)」と「概ね 30日以上経った遺体臭(FormulaⅡ)」があり、昨日の2箇所にはそれらが置かれました。
しかし今日は、それに…
人体から採取された組織や血痕等が…。
ただし、これらは感染症の恐れのないもので、かつ遺体の一部ではありません。
が、遺体から出てくる臭いの一部として犬に覚えこませるには有用です。
さて



臭いの違いに関わらず、気にしてくれれば!


そうだ~!
口に手をやっているのは「ホエロ」の視符ではなくて、ご褒美を口から取るところ。

いいね~

見つけたら?

そうだ~!
このような意識付け、刷り込みの基本作業を何度も繰り返します。

このラブは、みつけたら「吠える」形。

こちらは、昨日と同様、見つけたら「スクラッチ!」

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6月23日 その6

休憩や待機のときは、こんな感じです。

順番待ち、マダだよ。

説明を受け、今度は 丸く並べたブロックで行ないます。
では、





そうだ~!
初日を終えて、

山中湖畔でのミニキャンプ。

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6月23日 その5
アラートの形は、みなさんそれぞれです。

このシェパードは

発見すると

手(前脚)でスクラッチ動作をさせています。
この場合、ブロックを倒してしまいますが、 同時に、ご褒美が与えられます。

この若いジャックラッセルテリアは

ストン、と伏せることを早くに覚えました。
もちろん、伏せればご褒美! です。

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6月23日 その4
発見時のアラートの形を覚えさせます。

ど~こだ
みつけたら

合図に勘違いして伏せました。
伏せる静的アラートの場合はこれでヨシ! &ご褒美 なのですが…

ヒットの場合は、「座って吠える」 の形にしたいので
すんなりとはいきません。
まずは、座って…。
このあと吠えさせて、ご褒美。
また繰り返します。


まだ 中腰だぜ~

そうだ~! でも、ちゃんと吠えてから、ね。

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6月23日 その3
並べられたブロックの中の特定の臭い(シグマ)を見い出すための反復訓練が続きます。

チェックする意識をもたせたい私と、早く行きたがるヒットとのやりとり?

目的の臭いを気にしてくれれば
ご褒美!
目的の臭いをある程度覚えたあとに、ブロックでないところに置いた状態で試しました。

格子扉の一角(裏側)にしばらく置いてあったシグマシュードに対する反応を見ます。
臭いの広がり(セントコーン)や滞留、室内換気で動く空気の流れなどで、犬の反応と動きが変わります。

そうだ~!
このあと、すかざず、ご褒美~!
※ ヒットと私の写真は、スタッフのNHさんとYMさんにお願いして撮ってもらっています。

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6月23日 その2

ヒット… いそいそと落ち着きません。

臭いに興味をもつ、臭いを覚えさせるためのブロックには、シグマシュードの容器が置いてあります。

実際にやってみて、やらせてみて、その結果について説明をもらったり、質問に答えたり
ハンドラーや見学者が、トレーニングの内容に理解、納得することが大切。

講師が「そうだ~!」とクリッカー合図したら、すかざずご褒美!
求める動作に対してタイミングよく、合図とご褒美を与えれば、犬の理解が早まります。
この「ご褒美~!」、琵琶湖のキャンプ時にたっぷり尻を叩かれ、身に付きました。
基礎導入トレーニングを終えて、再び室内講義へ。

犬のトレーニングについての基本は変わりません。

アメリカで行なっている臭い識別トレーニングの強化、アイデアなどを示してくれました。

遺体臭捜索発見時のアラート方法の一つ、吠えずに伏せるやり方。
瓦礫での遺体(臭)発見時の方法として、生体と区別するやり方を考えての一方法ですが、
臭い判断の微妙な場合や現場状況(伏せれない)もあるため、一概に区別することはできませんが、
それなりの反応(アラート方法)を決めておくことは有用です。

ドッグリゾートワフは、今回のワークショップにふさわしい恵まれた環境を提供してくれました。
右の建物は、室内トレーニングに使われた室内ドッグラン、正面奥のドッグラン奥の未整備エリアは、二日目の野外トレーニングに
使われるエリアです。

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6月23日 その1

まずは、講師陣&スタッフの紹介。
琵琶湖のトレーニングキャンプ以来の再会です。
室内レクチャーを終えて室内ドッグランに移動し、基本訓練開始。

最初は、遺体臭シグマの臭いのあるブロックに、鼻をつけること=クリッカー&ご褒美。

この繰り返しで、この臭いを嗅ぐこと→ この臭いを覚える→ 褒められる、ご褒美もらえる→ この臭いに興味をもつ、探す・・・
という意識を刷り込こんでいきます。
この基礎トレーニングは、以前本ブログにも何度か書きましたが、
「鼻をつけて嗅ぎとろうとする」意識強化にもつながります。

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