深山幽谷 2012年の夏 (19)
捜索訓練 Ⅳの2
斜面下を移動し、まもなく 一角で吠え始めました。
上に向かって、ずっと吠え続けますが、登って行こうとしません。
何故?
岩の溝(クーロアール)のようになっていて、それが上に続き、
ヘルパーの臭いが、雨どいを伝って流れ落ちるような状態になっていました。
かなり明確な臭いが、溝を伝ってきますが、その溝(岩場)にとらわれて登れる状態ではありません。
これが現実の行方不明者捜索であれば、人間が視認等確認できる距離なのである意味「大正解」で発見そのものと言えるのですが、
ここは訓練、「より近く」を目指してもらいます。
岩場の溝から左に迂回させ、斜面を登らせました。
ヘルパー、なかなかいい場所を見つけて隠れてくれています。
臭いが落ちてくる元にたどり着くと
足元崩れやすく、さらに倒木が行く手を妨げていました。
吠えながら、何故かやたらと前脚を気にしていました。
あとでわかったのですが、このときパッドを擦り剥いてしまっていたのです。
再び迂回させて、ヘルパーのところまで行かせ、吠えて「ご褒美!」
上から、別の犬の様子を見てみたところです。
犬とヘルパーの間に倒木があって、急な足場からすんなりと近づけないことがわかります。
もし、これが捜索現場であれば、この状態で吠えてくれていれば十分です。
が、訓練なので、ヘルパーに接近させて「ご褒美!」
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深山幽谷 2012年の夏 (18)
捜索訓練 Ⅳ
今回は、3頭の犬とヘルパー役4名が交代し、場所を移動しながら捜索させていきました。
さて、またヒットの番ですよ。
今度は、広い河原周辺から、林道と川の間の斜面エリアに向けて捜索させます。
ゆるやかな谷風(右から左へ)が流れていますが、斜面のどこかに隠れたヘルパーからの臭いが
どのように落ち、流れているかは見えません。
しかし、多分、僅かな臭いの断片が時々感じるようにやってきているようです。
斜面上方からの臭いを探る顕著な高鼻使いを示したため、
この上方あたりかと、一時思いましたが・・・。
すぐに離れて
一旦、川の方(風下)に移動しました。
当然、感じる臭いは発散して薄まり、感じ取れなくなっているはずです。
ヒットには、ヘルパーが居るであろう方向(斜面一帯)を示してあげるに留めました。
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深山幽谷 2012年の夏 (17)
捜索訓練 Ⅲ
さて、またやりますよ~。
今度は、川を挟んだ林の奥です。
風向きはやや複雑で、臭いはすんなり捕らえられません。
奥に行かせて、臭いを感じるところまで…
少し感じ始めたかな…
自然と、一部足跡臭も感じ取っている様子。
まもなく
発見ワン、ワン、ワン!
注) ヘルパーの腕とヒットの口が重なって写ってますが、咬んでいるのではありませんヨ~
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深山幽谷 2012年の夏 (16)
捜索訓練 Ⅱの2
臭う…
ヒット、自主的に登って行きました。
発見! 発見! 発~見~!
よ~し、いい子だ~
戻れっ、と言われても、なかなか戻れな~い
そうだ、こっちだ
いちいち ポーズしなくてもいいよ。
それ、よく見て!
そうだー
ヨーシ、よし~!
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深山幽谷 2012年の夏 (15)
捜索訓練 Ⅱの1
さて、
次、行ってみよう!
ヘルパーは、流木堆積エリアのどこかです。
臭いを探って、 どこだ、どこだ
右方向から臭いが…
そのまま近づくかと思いましたが…
反対側の臭い溜まりあたりを気にしてかチェックに戻りました。
「いや、違う!」 と感じたか…
再び、より濃く感じるであろう右側へ向かいました。
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深山幽谷 2012年の夏 (14)
捜索訓練 Ⅰ
心身リラックスしたあとに、広い河原と周辺の樹木、流木など地の利を生かした訓練開始です。
今回は下流に向かって、ヘルパー交代しながら移動、継続的に捜索させました。
まずは、ごく簡単な設定から。
ヘルパー視覚から、ヒットの様子。
臭いをとって近づいてきました!
発見! 発見! 発見ですよー!
次の設定へ、移動します。
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深山幽谷 2012年の夏 (13)
リラックスタイム Ⅵ
何しにいくの?
なるほど…
なんか、ちょっと、ショウ○○○流し みたい。
見てるだけ
さて… そろそろ
捜索、やるか。
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深山幽谷 2012年の夏 (12)
リラックスタイム Ⅴ
魅力的?な流木!
それぞれに 流木くわえて…
楽しそうですね~
今度は 長が~い やつ
なかなか、もってこれませんね。
ようやく…
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深山幽谷 2012年の夏 (11)
リラックスタイム Ⅳ
でもやっぱり…。
ひとのが欲しい。
相手も 見せびらかします。
やらない よ~
あっ! また!
もぅ 我慢 できな~い!
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深山幽谷 2012年の夏 (10)
リラックスタイム Ⅲ
若い黒ラブ君の流木レトリーブ。
得意満面!?
ヒットだって!
執着しますよ。
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深山幽谷 2012年の夏 (9)
リラックスタイム Ⅱ
「綱引き」ならぬ 「棒引き?」
いやいや、棒引きじゃありませんよ。
枝引きですね。
お互い 離しません。
おっ!
新しい「枝」発見?
ついつい
人(犬)のが欲しくなります。
取ったり、取られたり
また 取り返したり・・・。
尽きません。
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深山幽谷 2012年の夏 (8)
リラックスタイム Ⅰ
犬と楽しめる、いいところです。
なにしろ、水がきれいです。
気持ちいいね~
昨年、スイミング教室をやったところですよ。
いいね~
深山幽谷 2012年の夏 (7)
幽谷林道 Ⅳ
一昨年の大雨と土石で破壊、埋まってしまった沢(水の力の爪痕)の工事が、
昨年はまだ行なわれていませんでしたが
今年は大きく進展していました。
大雨、増水で毎年流れの位置が変わる広い河原。
しかしこの一年、大きな変化はなかったようです。
もうすぐ目的エリア。
毎年のように訪れる「いい場所」
しばらく、リラックスタイムです。
水量も少なめで、小型犬も大丈夫!
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幽谷林道 Ⅲ

ん?
「林道あるきながら訓練」の一つへ

勝手に では ありませんよ。
登れ、前へ…
で、ですよ。

行かせたいところ、行かせたい方向へ
ちゃんと 行かせることが 大事ですね。

あれ? いつのまに…

そこじゃないよ、左の方だよ。
危険の少ない降りやすいところへ誘導することも大事です。

ほら、降りやすい だろ
山の自然を利用したいろいろな場所で、数多くの対処、対応を「当たり前のこととして」身につけさせることは
たとえば、瓦礫訓練時に「飛び降り」たりする無謀で危険な行動をしない(慎重対応する)ことにつながると
私は 経験的に感じています。

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幽谷林道 Ⅱ

また急峻な崖を降りてしまいました。

ゴールデンMは、去年降りれたのに躊躇しています。

下は 気持ちいいぞ~。

冷たくて気持ちいいぞ~

チャンスも登れなかった大岩。
このあと、私の補助で一緒に登りました。

急な崖、留まるにはちょっと不便です。
ヒットは、急な雪山での修練も功を奏し、かなりやれるようになりました。
この分なら…
チャンスと登った「二人だけの捜索」のようなところにも行けそうだ。
もちろん、
私も行ければの話。

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幽谷林道 Ⅰ
今年も、林道奥へ。

犬たちは新鮮な刺激に興奮ぎみ。

なに してるん?

いつも変わらぬ美しい姿の 巫女滝。
変わるのは、水量と季節ごとに異なる木立の色でしょうか。

今年も無事です。
巫女淵周辺の美しさ。
そして

長生きしよう!

独り占めしちゃ ダメよ。

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水に目覚めたレトリバーを川で遊ばせるのは簡単です。
石を投げてやったり、流木を投げてやれば・・・




一度手に取れば(いや口に取れば)…
そうやすやすとは渡しません。

ケッ
何かの拍子で落とすところでした。

はい、また新しい流木を求めて…

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5~6日と、富士山に行ってきました。
ルートは、宝永山をぐるりと迂回する富士宮コース。

宝永火口の斜面を登ります。
不安定な天気に移行中で、雲が多く、それが逆に素晴らしい自然現象を演出してくれました。

雲間に虹のスポットが現れました! 5日17時58分頃 御殿場口 3,220m付近より)
そして…

6日の朝は富士宮口8合目(3,225m付近)から、御来光!
ただし、この美しい朝焼けは悪天の兆しでもありました。
詳しくは 追ってまた。

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REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (11)
暑い中の作業を終えて
日陰の中で休んでもらいました。
リンダさんはいろいろと忙しくて
あまりゆっくりできません。
お昼の休憩を終えて、作業した犬とハンドラーについて講評やアドバイスをしてもらいました。
1頭1頭、メモを確認しながら、あのとき、あの場での動きや対応について
話してくれました。
遺体捜索ワークショップのときもそうですが
ジェスチャーを交えての具体的な指摘やアドバイスはとてもわかりやすく、
「消化不良」になりがちな私たちにとっては、良薬のごとし。
いろいろな人の質問に対しても
親切、丁寧、わかりやすい犬の行動を模したジェスチャーを使って説明してくれました。
暑い中、2日間、ありがとうございました!
REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 END
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REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (10)
あらたに犬が反応(臭いを感じて)して、瓦礫左下の建物の中に入って行きました。
しばし様子を伺い・・・
このあと、ハンドラーも中へ入り、臭いを辿って廊下奥に行った犬の確認。
その後、この犬は奥の一角に潜んだ被災者役(ヘルパー)を発見、咆哮。
作業を終えて、中から外へ出てきました。
メモをとりながら、犬とハンドラーの動きを見ています。
別の場所でも、臭いを感じて建物奥に隠れたヘルパーを発見。
最後は、上部からの臭いを気にする犬を上に行かせ…
まもなく、連続咆哮!
犬の様子が見れるところへハンドラーも
発見した犬を褒めて、戻します。
見た目悪そうでも、この程度の足場…
犬も人も、不安なく こなしたいものです。
お疲れ様でした!
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REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (9)
翌日(7月15日)は、都内のビル解体現場での訓練を見て頂きました。
ヘルパーの隠れ場所と臭いの流れの関係など、こまかにチェック。
犬の動作を観察。
別の行方不明者役捜索へ移動。
犬の姿が見えているときと、見えなくなったとき
ハンドラーは可能な限り犬の動作、作業を見る努力をすることが必要です。
ただし、現場状況によっては危険判断を第3者に委ねます。
暑い最中の作業なので、犬にたっぷり水分を補給させます。
厳しい状況の中、犬が自発的に飲まなくても
飲みたくなる!ような方法も取り入れました。
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REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (8)
いつもの場所で
お昼の団欒
今では当たり前になった一人用のドリップコーヒー
スイスには売られていないようで、コーヒー好きのリンダさんも興味津々。
リンダさんはお箸も使えます。
犬の動きについて、メモをみながらアドバイスしたり
質問に、絵を描いて説明してくれたり
親身で、丁寧、わかりやすい話は昔のままです。
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REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (7)
それにしても、暑い日でした。
すごい暑さの中、熱心に犬を観察、気づいた点をメモしてアドバイスしてくれました。
初期導入の犬にも、やさしく、ていねいに。
ベテラン犬には、ベテラン犬に対する見方で。
犬の反応と、その後の対応、ヘルパーと犬の関係、ハンドラーと犬の関係等々…。
わかっていてもやらなかったり、気づかずにやっていなかったり…。
もちろん、良い部分はきちんと評価し、褒めてくれます。
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REDOG(スイス救助犬協会)リンダさんと7年ぶりの再会 (6)
再び、先日(7月14日)来日したときの模様を。
いろいろな犬たちの様子を見てもらいました。
そして
ヒットも・・・。
本当は…
いろいろな場面で、じっくりと見てもらいたかったのですが
まぁ、それは仕方がありません。
でも、たくさんの犬の作業、行動を見てもらい、それぞれに貴重なアドバイスを頂く
ことができました。
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今日から8月ですが…
今年の深山幽谷の旅は 7月28~29日に行ってきました。。
今まで行った中では、一番の盛夏。

冷たい清流が最高!

ヒットにとっては 2度目の三峰川です。
泳ぎも様になってきました。

陽射しは強烈ですが、渓谷を渡る谷風が心地よい林道。 奥へ、奥へ。

美しい渓流の中で自然に帰ります。
もちろん

自然、地の利を生かして
ヒット大好きな捜索も 欠かしません!
深山幽谷 2012年の夏 しばらくあとにまた。

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