久々の富士山 (5)
悪天の兆しだった 美しい朝焼け
8月5日は晴れていましたが、雲(対流雲)が多く、部分的に不安定(大気)の状態を示していました。
もともと、5日~6日と天気が崩れる予想でしたが、5日は思ったほど崩れが進まず、
「このままなんとか持って欲しい!」と願うばかり…。
富士宮口8合目の小屋に泊まったその夜は、雲も増えずに夜の星がしっかり出てくれました。
そして
赤い朝日に染まる雲から朝が始まりました。
相模湾に浮かぶのは伊豆大島。
この時期、富士宮口ルートからは、地平線から出る太陽が富士山体に隠れて見えません。
したがって、富士山体側面からの御来光となります。
しかし、この美しい朝焼けが、次第に悪天(雨)へ変わる典型的な前兆となっていました。
予想よりだいぶん遅れていましたが、「持ってくれ!」という思いとは関係なく、天気は確実に崩れていきました。
八合目から見下ろす早朝の富士宮口ルート。
新5合目に続く道路までが見渡せます。
そして、宝永山と火口の一部もよく見えます。
昨日歩き登った宝永山への道は、山体の一部に隠れてしまっています。
伊豆半島南東方向、伊豆七島の上空に浮かぶ層積雲から沸きあがる塔状積雲群。
小さな富士山型(すり鉢を伏せたような)山は、伊豆高原にある大室山です。
南南東方向には、駿河湾に浮かぶように見える西伊豆の海岸線。
蜃気楼の浮島のように見えます。
南西方向は、清水、静岡市方面。
この朝は、雲海(層積雲)の下に。 現地は完全に雲り空という状態です。
ず~と遠方、静岡西部でしょうか、朝日が差し込んでいます。
その遠方をアップすると
顕著な塔状積雲が一つ・・・。
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