深夜のダイヤモンドダスト
22日の午前0時を過ぎたころ、浅間サンラインから車坂峠への道に入りました。

浅間山荘、湯の平へ向かう道の分岐点。
車坂峠が近づいてくるあたり、空は月と星の快晴にもかかわらず
ヘッドライトの明かりに小雪が舞うようにキラキラと光るものがたくさん反射するようになりました。
これって! 深夜のダイヤモンドダストじゃーん!
ということで、車から降りて

カメラのストロボをたいて、何枚か写してみました。
右上の黄色っぽい丸いものは 月です。
温度計を持っていなかったので、気温は計れませんでしたが、多分、-15℃以下にはなっていると思われます。
このあと、車坂峠のビジターセンター前の駐車場に車をとめ、車中泊。
ところが…
シュラフで寝ていた私はさほど寒さを感じませんでしたが、車内の冷え具合は半端でなく…
シートで包んだケージ内のヒットも時々動きます。
窓ガラスは霜でガリガリ。
風がないので、夜明けに向けて、放射冷却益々盛んな様子。
このままじゃ ちょっと、ヒットにはかわいそうな気がして、
エンジンをかけて、900mほど高度を下げ、未明の 4時半頃、チェーン脱着用駐車場へ移動。
そこで朝を迎えました。
それでも…

一晩、といっても 6~7時間程度の間に
車内に置いてあった4ℓのペットボトルの水の大半が凍っていました!
再び車坂峠へ登り返して、登山支度。
天気は
快晴ぎみだった空が、高層(巻層~巻雲)雲がけっこう増えて、
いまいち、日差しに力がありません。

ここ 車坂峠は、手前が長野県小諸市、向こう側は群馬県嬬恋村。
この晩は、嬬恋村と小諸市でそれぞれ寝たことになります。
さあ、ここから登りです。
黒斑山へ(断続的に時々… つづく)

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何十年?ぶり! の浅間山外輪山
黒斑山(くろふやま)は、浅間山(お釜と呼ばれる火口のすぐ脇の前掛山、そしてそこから距離を置いて
黒斑山~蛇骨岳、牙山の2重の外輪山に囲われ、三重式火山といわれています)の外輪山の一角。
実は、はるか昔…
私が高校2年生のときの8月に、初の単独登山を実施。その一部が今回の場所です。
上野からの夜行列車に乗り、中軽井沢で降り、駅で仮眠。朝一のバスで峰の茶屋まで行き、
そこから浅間山頂~湯ノ平~トーミの頭(今回の外輪山の一部)と登り歩き、
さらに車坂峠から、水ノ塔山~篭ノ塔山~池の平まで行き、そこでツエルトビバークし、
二日目の朝、高峰温泉下部に下って、深沢沿いを下って小諸方面まで歩いてくだりました。
そんな思い出深~い 地の一つでもありました。
さて、それはさておいて、
気象の影響の少ない時を狙って、気象情報と浅間山ライブカメラで現地の様子を調べていました。
ライブカメラは、噴火のときのことを考えて幾つか設置されていますが、ちょうど黒斑山にもあって
山の様子だけでなく、空の様子(晴れているかどうかだけでなく、寒気等による雲の様子等)を直接
知ることができて、とても便利です。
たとえば、出発前々日の画像は

20日の夕方、16時47分のもの
ガスっていて視界ゼロ。

冬型が緩みかけていますが… まだ顕著な西高東低。
上空寒気の影響も残っています。
しかし

2日の夜 10時38分の様子を見ると、雲がなくなり高崎方面(?)の町明かりが見えていました。
徐々に、期待できる天気になりつつあることは確かです。
この夜(21日00時)の赤外衛星画像は

雪雲は、浅間山塊まで達していないように見えます。
上空寒気のピークも過ぎ去り、登山日を22日(金)に絞り込んで 準備を始めました。

21日午前10時08分、まだ雲は多いですが、悪天からは解放されつつあります。

21日夕刻、17時01分の画像。

天気図(高層含む)等の情報と現地情報から、明日は問題なし!
ということで、 この夜に出発決定。
一路、登山口の 車坂峠に向かいました。
※ 浅間山ライブカメラ画像は長野県佐久建設事務所WEBより、気象画像は気象庁発表資料による。
黒斑山へ(断続的に時々… つづく)

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雪庇の断面観察や、ジャンプテストをするために
皆さん、掘ります! 掘ります!

毎年観察などで やってくる場所ですが
じっくり眺めれば、なかなかの展望台なのです。
ふと、南方の斜面を見ると

昨年ヒットとともにトラバースした尾根の下方斜面に 雪崩の跡が…
点発生的な表層雪崩の跡ですが
規模は結構大きいです。

東方向は、見慣れた南アルプスの峰々
遠く富士山の頭の右に、塩見岳~悪沢、荒川岳~赤石岳~聖岳と 続いています。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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晴れてはいますが

氷点下10数℃の風が ときどき強く吹きます。

昨年登ったこの上よりは 斜度は緩いですが…

厳しい場所ですヨ~

ときどき 注目されちゃいますが

雪庇掘り出し作業のときの安全確保用フィックスロープ
でも、ヒットの セルフビレイ(?)は、ブッシュの枝です。

なにやってんの?

這いつくば~て、 這いつくば~て… 這いつくば~て
でも それ以上、行けませんヨ
ビレイされてるんだから。
ところで

この付近は 大きな霜ざらめ雪の宝庫。
積雪の厚さが少なく、日中夜間の温度差が大きく
さらに、這松地面からの水蒸気供給が大きいからです。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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あれ~?

K嶋さんが いない!
なんと

あんなところに

なかなかの 雪壁です。

再び、雪庇断面の掘り起し。
そのころ、ヒットは

撮影かい?
はい、撮影会。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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昨日、2月22日 冬型が一時的に緩んだ関東甲信地方。
この機を狙って…
ヒットを連れて登ってきました。

ここは
浅間山を目の前にできる展望台、外輪山の一角、黒斑山です。
そこへ向かう途中からも

素晴らしい眺め!
でも

実は…
楽しいことはたくさん ありましたが…
厳しいこともあって…
しかも、一時は…
生死を考えるような
心臓に悪い体験まで させられました。
詳しくは、しばらくあとに また!

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霜ざらめ雪の結晶
積雪が少なく、朝晩(日中と夜)の気温差の大きくなる場所は
霜ざらめ雪の結晶が顕著に育つ環境です。
毎年訪れる サギダルの頭東稜の一角も、「知る人ぞ知る」典型的な場所の一つです。
雪面を掘り起こせば

霜ざらめ雪が いっぱい!
ちょっと見にくいですが、
上の写真は 霜ざらめ雪ができている向きとは逆(上下が逆)。
この雪塊を
アップして、上下をきちんと直して しっかり撮ってみると

ただし、マクロレンズを使用していないので
そこそこの画像ですが…
顕著な、コップ状の結晶がたくさん
大きいものは、数mm~ 5, 6mm もあります。
別の方(多分AYさん)の撮影した写真をみると

また、違った 明確な結晶が写っていました。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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研修2日目の10日の朝は、初め快晴の良い天気でしたが
その後ガスが湧いて、小雪が舞うようになりました。
気温はとても低く…

それでも、通いなれたルート
ガスと小雪舞う中、サギダルの頭東稜の一角まで上がりました。
当初、昨年登った極楽平まで行く! 予定でしたが…

これじゃ~、ちょっと…
野生化していない 防寒具の無いヒット には 厳しすぎ…
皆さんも、それぞれに今日の目的を明確にして
雪庇観察のための断面掘り出しや、スキージャンプテストなどを検証する「場」とすることになりました。

過酷な氷点10数度、 厳しいでござるヨ。

ちょっと、我慢してくださいね。
ちょっと、じゃないかもしれないけれど…。
いろいろと
作業していると…

ガスが切れて
陽がさしてきました!

いや~
晴れてきて、よかったね~。
同じ氷点下10数度の世界の中でも
太陽の日差しのあるとないとでは 大違い!
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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初日のヒットは
出る幕が無くて…

トイレなどのほかは、特別室でご静養。
夕食の時間、千畳敷ホテルの食堂で

お疲れ様~!

食べるもの食べて、予定を確認して
さらに再び 講義研修を済ませて…

楽しく ためになる! 懇親会!
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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弱層テストの確認と検証
今回の雪崩研修は、テキスト編集の過程で実践を交えながら
その内容、やり方と実際に起こり得る問題点や修正個所などを検証、確認するためのものです。
その中の一つに、積雪層の安定性を調べる弱層テストがあります。
本日の終盤は シャベルコンプレッションテストについて行いました。

テストを行う場所を選びます。
断面観察もそうですが、十分な深さがあって、内部にブッシュなどが無いことを確認します。

鉛直の 30cm四方の角柱をつくって、シャベルの底を当てる様子。

上部の雪をシャベルに載せて、その部分の雪の状態(安定性)を調べる簡易な方法(バーブテスト)も検証。
ハードスラブの崩壊?

周辺の雪面は、表層がやや硬くなってウインドスラブ状を呈していました。
その厚さはほんの数センチ。
下の積雪と明らかにつながりが弱く、まさにその間は弱層状態。

ちょとした刺激(誘発)で、滑り落ちます。
これはまさに 面発生表層雪崩現象のミニチュア版。
陽が傾き、サギダルの頭~極楽平の稜線に太陽が隠れる頃も
南アルプスの峰々はまだ 太陽の日差しをたっぷり受けて 輝いていました。

左から、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、稜線の向こうの富士山、塩見岳
この右には、さらに、悪沢岳、荒川三山、赤石岳、聖岳も見えていました…

この日、この周辺での最低気温は -20℃ほどの厳しい寒さ。
日が差しているときは、-10℃以上に上がっていましたが、陰ると寒さがぐ~んと 伝わってきます。
ということで、今日は早めに撤収!
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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雪質の違い

雪温を深部に向かって測定、最後は足元の深さまで。
全体的にみると、外気に近い表層よりも、地面に近い深部の方が高い温度を示しますが、
その中間に、上層より下層の方が低い温度になっていることもあります。
雪が断熱材として働き、過去の外気による低温を保温し続けている場合などです。
雪温測定の次は
積雪層の中の雪質にどのような違いがあるか調べます。

まずは、硬さの違いを、上から順に確かめ
押し込んだとき、握りこぶしが入る(入らない→)、四本指が入る(入らない→)、人差し指が入る(入らない→)、
鉛筆(底)が入る(入らない→)、ナイフが入る(入らない)といった 硬さと深さの関係を記録します。

硬さの異なる層に印をつけて
雪質(雪粒子の状態)の違いなどの観察につなげます。

積雪断面に色素を溶かした水溶液(毒性や安全性に問題のない成分で氷点下でも凍らないよう工夫したもの)を
吹き付けると、層構造が視覚的に映し出されます。
毛細現象のために、密度の高い(固い)ところは濃く、密度の低い(柔らかい)層は薄く色づきます。

最後に、 K嶋講師から、大事なポイントと要点について 端的に説明してもらいました。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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深さで異なる雪温
積もっている雪の温度は、表面から深部~底部まで 同じではありません。
まずは

雪面の温度測定。
そして

深さに沿って、雪温を測っていきます。
測定は、ピットの掘り出しがすんだら、外気の影響が及ばない内に、できるだけ早くに行います。
もちろん! 晴れているときは、太陽光の影響を受けない日蔭の断面であること。

こんな感じで、10cmごとに

記録をとって
あとで、断面観察した結果を スノーファイルとして記録します。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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積雪の状態はどうなっているか…。
積雪層の観察は、「雪を知る」ために欠かせません。

断面観察を行うピットを掘る場所を探します。
V字コンベアベルト法

雪を掘り出すのは大変です。
しかも、深さ2mとなると、その量と労力は半端ではありません。
万一、雪崩に遭って、2mという深いところに埋まってしまったら…
位置を特定するのも大変ですが、掘り出すことは…

そんな現場をも考慮しつつ、
効率的に掘る技術 を身に付けることは
雪崩講習の中の大切なスキル伝授の一つです。
ということで
上の写真は、掘り出し技術の基本 V字コンベアベルト法 で掘り出している模様です。
そして

ようやく
断面観察のできるピットを掘り出しました。
一番深いところで、2m10cm。
ところで

ここの斜度は、
20°前後。
そして

気温の測定。
積雪層断面の観察時の気温は
直射日光が当たらないように、日蔭の部分で、風通しのよい、雪面の影響の及ばない 1.2~1.5mの高さに
温度計をしばしかざして測定します。
基本を守らないと、正確なデータは得られません。
ピットの中に近ければ、関係者の影響もあって、「暖かく」なり、
日差しが当たっていれば太陽光の熱の影響を受け、
雪面に近ければ、照り返しの熱や、放射冷却による温度低下の影響を受けやすくなるからです。
測定する人の身体からも少し離さなければ、わずかですが輻射熱を受ける可能性もあります。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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9日の午前中は、インドアで研修用講義から。

編集中の雪崩講習用テキストの確認をしながら、
現場(雪山)の実践と照らし合わせていきいます。
まずは、入山までの気象の変化、流れを知り

積雪の様子などを推測、午後の観察に備えます。
ここの良いところは
外は厳冬期の冬山であっても
部屋は暖かく、おいしい食べ物が食べられること。

てんぷらそばを食べて、午後の実践に備えます。
見慣れた外は

冬山真っ盛り。

天気が良いので、登山者も多く入っています。
が、
登っているコースは雪崩多発地帯。
雪質が安定していない限り、和合山斜面(写真に写っていないずっと右)が積雪期安全ルートです。

千畳敷、この冬の積雪は平年並み?
ホテル外の一角には

知る人ぞ知る、雪のチャペル。
ときどき、ここで雪上結婚式が行われ、ニュースになることもあります。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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ロープウェイの中は

けっこう 混んでいて
荷物と人の足で、足の踏み場もないところに
ヒット挟まって ます。

我慢してくださいよ

上の駅に着きましたが
荷物を運ぶまで、待っていてくださいね。

今日の天気は、いいです!
でも、午前中は、
インドア講義です。
しかも、担当は わ、た、し
ヒットじゃないヨ。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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たくさんの荷物を積んで、ロープウェイ駅に向かいます。
もちろん

ヒットも。
2度目のバスツアー?

しらび平到着。

たくさんの荷物を、バスからロープウェイ駅へ。


しばらく 待機だよ
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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9日~11日の連休、ヒットにとって2度目になる「相犬ヒットも参加!全国雪崩研修(中央アルプス宝剣千畳敷)」に
行ってきました。
そして 再び

サギダルの頭東稜の一角に登って、キリッと1枚。
昨年は1歳1ヶ月、今年のヒットは2歳1ヶ月、少し 凛々しく見えるか な~。
でも、この連休、強い寒気に覆われて

ときどき、吹雪かれて
厳しい寒さに耐えなければなりませんでした。
日が差せば

ちゃんと ポーズをとって
カッコもつけられます。

今回は
講習用テキストの資料づくりも踏まえ、
盛りだくさんの内容にて 3日間を過ごしました。
詳しくは、順次アップしていきます。
2013年 全国雪崩研修(つづく)

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ヒットはいいな~

こら~!
調子に 乗るな~!
まあ、いろいろ ありましたが

関東ブロック雪崩講習会
無事終了!
雪崩講習会 2013年 関東ブロック END

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ビーコンで、埋没地点が絞られたら

プロービング
そして、ヒット! できれば

掘り出し作業。
とにかく、早く!
効率的に、そして、埋没者の安全を意識しながら。

状態を確認し
外気に触れさせないように、防風、保温をしながら

頚椎損傷を考えて、頚椎固定し

ログロールして、搬送へ。

みなで、声を掛け合い、要救助者を安全に運びます。

不安を与えないよう、丁寧に、迅速に!
まずは
安全地帯まで。

無事終了!

見学者を交えて
反省点や、改善点などの意見を出し合い
イメージと実践の流れを共有しました。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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今日9日から、11日まで
再び雪山「相犬ヒットも参加! 全国雪崩研修)」です。
もちろんヒットも一緒です。
この冬の現地(中央アルプス宝剣千畳敷)の気温と積雪の様子は

この冬は、12月から次々と寒気が入り込み、山の気温もそれに合わせて変化しますが

その様子は、中央アルプスの上空に比較的近い富士山頂の気象データ(気象庁資料より)からも
読み取れます。
昨日から強い冬型ですが・・・
つづきは、帰ってから。
全国雪崩講師研修 2013年(帰ってから)

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昨年も活躍してくれた

子雪(?)ちゃん・・・
今年のお顔は やけに リアルです。
ビーコンも、ちゃんと装着していますヨ。
捜索救助シュミレーション開始

雪崩に巻き込まれた 子雪ちゃん!
近くのパーティー(仮定)に、救助を要請!
時間との勝負です。

S大の若きリーダー役が、テキパキ&しっかりした指示で作業を指示します。

ビーコン捜索担当、プロービングの準備、安全確認等
手際よく
できることが 生存救出につながります。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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6日の東京都市部は、雪が降ったとはいえ、霙(みぞれ)~雪の間を行き来するような降り方で
積もりませんでした。
郊外や山間部では、積もったところもあるようですが、昨日から心配されていたような悪い状況にはなりませんでした。
それはさておき
講習会2日の模様を再び

ヒットに ヒットさせた 埋没地点は、
けっこう深いので、掘り出すのが結構大変でした。

正しい掘り出し方を学ぶ場でもあるので、
受講生に しっかりやってもらいます。

ヒット~!
待ち遠しかったよ~
このあと
班に別れて、必要な講習を続けます。

埋没体験と、プローブでの感覚を知ってもらいました。
埋没体験のときには

ヒットにも 働いてもらいました。

先ほどと違って
臭いを捉える条件も良いので
ヒットも 満足です。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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関東でも大雪になるといわれる本日・・・
大都市圏では、5cmでも大雪ですが、雪崩講習地は数mの積雪も
あたりまえ です。
さて

天気が悪いので、2日目の講習は 宿から近い場所で行いました。
最初は、講師陣と受講2回生による、雪崩事故対応捜索救助シュミレーション。
そのあとに
埋没役のK嶋さんが、再び埋まり
雪崩捜索犬のデモをヒットがやりました。
しかし…
一度掘り出した埋没役の臭いの付いた雪が散乱し、やや深いところに埋まっている K嶋さんの臭いは出にくく
若いヒットには、デモというより 難しい設定の捜索になってしまいました。
ということで、特定するまで 予定外の時間がかかってしまい、恐縮!

しかし、掘り出す動作と咆哮で
特定した 積雪の奥から K嶋さんが 無事発見されました~。

救出!
すいません、時間かかってしまって!

は~

疲れた~
ほんとかよ。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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ヒット 元気!
車内の大きなペットボトルの水が凍って、出なくなるような寒い風雪の夜を
一人で過ごしたヒットでしたが…。

車の風下側に 雪庇が発達!
でも

ヒット、全然 平気です!
宿周辺の除雪でつくられた 雪の山に

登れ~ といえば

得意になって
登ります。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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懇親交流会
講習会の楽しく 有意義なひととき
それは
もちろん、懇親会。
知らない者同士のいる中で
まずは

普段の活動や、所属山岳会などの自己紹介から

大学生から
熟年山岳活動家の方まで

女性を始め、若い方々が 雪崩事故を防ぐ講習会に参加してくれることは
とても心強く、頼もしい限りです。

年配の方々からは
また違った 経験や活動容が披露されて 興味をそそられ…
そして、
和気藹藹(わきあいあい)の

楽しい

飲み食い、歓談の

時間が

なぜか
とても早く
過ぎ…
気が付けば
「えっ! もうこんな時間?」
ということで、 明日に備えて
おやすみなさ~い!
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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お疲れ様~!
寒い風雪の中の講習会も無事終了。

まずは、乾~杯!

知る人ぞ知る 土合山の家の定番! カニ付き 盛りだくさん!

気になる 今晩、明日の気象情報を伝える TV画面に、
一時 釘づけ。
食事のあとは
7時から9時まで
もうひと仕事です。

机上講習の時間。

ときどき 眠くなることの多い時間帯ですが…
このあとの 楽しい交流会のために
もう一息! です。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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強い南風が各地を吹き抜けるのに…
今日は、「春一番」には なりません
今日(2日)、日本海低気圧が発達し、気圧配置は南高北低。
ゆえに、各地で南風が強く、異様に暖かくなりそうです。
それなのに、春一番とは なりません。
それは、春一番の定義が「立春から彼岸まで」に吹く最初の強い南風… だから。
あと2日(立春)。
ちょっと、早かった。
さて、それはさておき 雪崩講習会のつづきです。
登りは さほど長く感じませんでしたが
不思議と、下りがより長く感じます。

元気なヒット
登りの場合はいいのですが、下りに引っ張るのは
やめてくれ~!
ロープウェイの駅で 一休み。

なんだ! コレは! といった感じのヒットですが…
春先の雪と違って 氷点下で気温の低い場合、 雪は普通 あまり付着しません。
しかし、極寒で生活している動物ではないヒットのような場合、
多分、 冷たさを和らげようと、舐めてしまうために、そこに雪がくっつき
くっついた雪が気になって さらに舐めて、そしてまた あらたに雪がくっついて
べったりと、雪が足先にくっついてしまいます。
厳しく冷え 吹雪く夜
26日の夜は、風も強く、厳しく冷えて 吹雪く夜でした。


寝る前に(ヒットを)、排便をさせて
車のケージに入れますが
ケージは保温シートでくるんでも、車中は大きな水タンクも凍る
かなりの低温( 多分、-5~-10℃ )。
水を飲ませるときは、テルモスからお湯を注いで、雪で熱さを調節してから与えます。
いままで、ビンゴ、チャンスそして ヒットと このような寒い夜を車中 一人(?)で
過ごさせる経験を何度もしてきましたが…
まぁ 雪山の実践では、 こんな寒さに
問題ないことが 大切です。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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今日から2月。
寒さは まだまだ続きますが、大寒を経て、少しずつ春めいてきました。
日の出が早くなり、日没が遅くなり
朝の冷え込みは強くても、日中の日差しに温かみが増してきました。
大気の循環も大きくなりはじめ、
天気図の形も、一時的ですが 春めいてきました。

31日の日本列島は、大きく顕著な移動性高気圧が覆い(上図左 31日18時の地上天気図、右は2月1日9時予想天気図) まさに 春の形 です。 (天気図は気象庁発表資料による)
さらに、今日から明日に掛けては 顕著な 南高北低(発達する日本海低気圧に向かって)で暖かい南風が
日本を北上します。
当然、その次に来るのは 北からの冷たい空気。
また、冷え込み、日本海側は雪になります。
さて、それはそれとして
関東ブロック雪崩講習会の模様を 再び
講習会の癒し犬
ヒットは、受講生にとって癒しになってくれました。

ヒットくん~~~


とても寒い中、温かいヒットの毛ざわりは
皆さん ホットするようです。
もちろん!
一番の癒しは
ヒットの能天気な たわむれ動作 そのもの
ですけれど…。
講習会初日の終盤は、雪庇断面の観察。

大きくはありませんが、雪庇が吹き溜まりでできていることを理解してもらいます。
ただし、雪庇のできる斜面は、急斜面のことが多く
注意が必要です。
風はさらに強くなり、気温もますます低下してきた感アリ。
予定の時刻も迫り、下山することにしました。
雪崩講習会 2013年 関東ブロック(つづく)

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