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山と瓦礫と捜索犬
山の中、雪の中、瓦礫の中、鼻を使って人を探す犬がいます。 そんな「捜索犬」活動の一端と興味ある自然現象及びとっておきの写真などを紹介します。
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立山真砂岳の雪崩 Ⅰ
立山真砂岳の雪崩 Ⅰ 




 また起こってしまった雪崩事故…。


 その発生と事故の状況を知って、それまでの気象状況を調べてみました。
 


雪崩れたことには理由がある! 


 例年11月の山は、場所によっては晩秋、初冬と条件が違ってきますが、

 こと、日本海に近く標高の高い山あるいは北日本は「雪山」の季節です。



 しかも、近年、秋らしい季節は短く、一挙に冬になるような気圧配置が目につくようになりました

11月10日~23日の天気図
 11月11日から23日までの気圧配置の変遷。

 


 この気圧配置で、北アルプス北部立山周辺の天気はどのようなものだったのか



 もちろん、まだ営業中の室道における記録はあるはずですが



 周辺の気象庁アメダス観測データから


 状況をある程度想像することができます。



立山周辺の地図(1) 
 雪崩が起きた場所



 ここは

立山周辺の地図(2)

 アメダス観測点のある上市(かみいち)左上と、大町右下のちょうどその間に位置しています。


 

 立山に降雪をもたらす日本海からの雪雲は、⇒方向からやってきて、山稜にぶつかり、長野方向(右)へ流れて行きます。


 

 上市の気象現象が強化されて立山周辺にその影響を及ぼす… ということが十分想像できます。




 
 そこでまず、上市と大町のアメダスデータ(11月)の気温と降水量をグラフにしてみました。


アメダスデータ(上市、大町)からつくる降水量と気温グラフ


 実は



 この様子から、立山付近の降雪や積雪の様子がある程度想像することができます。




 それをイメージできれば!



 雪崩の起こった23日が、雪崩を起こしやすい危険な状態にあった!



 ということがわかるのです。









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