再び…

樹林の中を行きますが
次の目標地点 二合五勺に向けて 歩きやすいルートを選びながらの歩みです。

林間から垣間見る 宝永山第一火口稜線~第三火口稜線

積雪が多いため 歩く高さが樹木の枝と重なって…
けっこう、煩わしい登りです。
地図と高度計から そろそろ…
という頃

二合五勺地点の道標を発見!
ほとんど 埋まっていました。
標識内容部分を 掘り起こして

こんな感じ
いわゆる 御殿庭(下)という地点です。

宝永第三火口(三合)を予定していましたが
帰りの訓練時間を考えて、 今日はここで折り返すことにしました。
ということで

ここでしばらく ゆっくり!

クしていろいろ見てみてね!


だいぶん高度があがりましたヨ。

Fくん、シルエットが さまになります。
樹林が切れて

眼下に、愛鷹山、駿河湾、そして伊豆の山々が見えてきました。
ツボ足だと、 ときどき ズボッとやられるようになってきて、 輪かんをつけることにしました。
そして

富士山と手前の宝永山が 姿を現しました。
小さな白い点は 飛行機です。

適宜 ルートを選びながら
高度を上げていきます。
なにはともあれ
天気が良いのが 最高!
再び 樹林の中に入り

は~い 休憩 ですよ~

クしていろいろ見てみてね!

先日行った富士山 下部山行。
前日の低気圧による雪はありませんでしたが
2月の大雪のなごりが たっぷりありました。

ヒットは、我が家犬の家風
スリスリ、ゴロゴロ… そしてまた スリスリ…

たっぷりの雪の中
上へ、上へ

時々 野性的な感性が芽生えます。
行くぞ~

登りながら、 また スリスリ したり…

カメラを向ければ、 ポーズとったり… ?

徐々に 傾斜も増してきて
犬より 当然 ヒトの方が疲れてきます。
はい、 休憩!

でも、犬たちは 休むことよりも

何か もらうことに 夢中!

クしていろいろ見てみてね!

下山です

いつものケーブル駅で
ヒットは、お荷物 (悪い意味ではありませんヨ) の一つです。
今回は、まる3日間、一般客がいません(バス路線が雪崩で不通となって)でしたので

下りのゴンドラも、私たちの貸切状態 でした。
外はいい天気で、たっぷり降り積もった銀世界。

勝手知ったる ヒット様。
そして

今日から、バスも通常運行(雪崩で不通になっていた道路が開通)になりました。

とは言っても、このバスは特別ですね。
ヒットが堂々と乗っているのですから…

下の駐車場で
皆さんとお別れです。
お疲れ様でした~!
また… 来年 かな。
全国雪崩研修 2014 おわり

クしていろいろ見てみてね!

下山の日

朝雲多いけれど いい天気!
ヒットは、今日も

元気!

ポ~ズ!
下山前に

ヒットと記念撮影

みんなで!
一部 白い雪の破片が気になるかも・・・
ヒットをカメラに向けるための「ワザ」でした。

クしていろいろ見てみてね!

おだやかに晴れ渡った 昨日(22日)

新芽が伸び続ける つるバラの様子を 写真に収めていると
ヒラヒラと舞う 蝶の姿が…

あら~
多分… 羽化したばかりの 春型アゲハチョウ
ゆっくり近づいて

アップ!
アゲハチョウ 世田谷区の初見… かな。
まだ、咲いている花が少ないので
吸蜜に苦労するだろうなぁ…
余計な心配をしてしまいました。

クしていろいろ見てみてね!

3月21日早朝

富士宮側の水ヶ窪から見る宝永火口と富士山

発達しながら本州南部を通過した低気圧による悪天の翌日は
強い冬型、 北日本は大荒れの天気となりました。
そんな日に、 富士山麓 雪中登降に行ってきました。
風が強く、 時折、雪雲がかかって 雪が舞いましたが
全般的には、恵まれた晴天になりました。

参加したのは、3頭と3人。

詳しくは、
新鮮な写真で…
追って また

クしていろいろ見てみてね!

雪崩埋没者捜索 訓練開始!

ヒット、「やるき」は十分ですが
まだまだ ムダな動きがみられます。
とはいえ、雪中からの 「ヒトの臭い」を意識していれば

気になる!

掘ります!
埋没者役のところまでの穴が通じて

もらったご褒美は
タオルですが…
離さない!

埋没者掘り出し!
ヒット 離さない!

ヒット~ ありがと~!
埋没者役のS山さんと、対面。

お疲れ様~
でも、ヒットは 違うヒトの捜索
再び待機です。

クしていろいろ見てみてね!

ヒットのために…

埋没役が入る穴を掘ってくれる方々がいます。
そして

ヒットのために、埋まってくれる方がいます。

埋めます!

しっかり 埋めます!

ヒット、お待たせ~
ヒットのために 協力してくれる人がいるから

しっかり 仕事してください よ

クしていろいろ見てみてね!


サギダルの頭東稜下部の肩状稜線から
さらに少し登って

昨日チェックした雪質につて
今日の様子を確認しに向かいます。

ビレイをとって斜面に入り
簡易な円柱テストを実施。
スッパリと剥離する様子は… 面発生の雪崩が起きる条件の一つを示していました。
行動判断として、「この上の雪面トラバースを必要とする」極楽平へのルートは危険!
その後、 安全を確保して

シャベルコンプレッションテストや、伝播テスト(ECT)を行い
危険な積雪の状態を確認、共有しました。
その現場を上から見ると(少し高度を上げて見下ろす)

こんな 感じです。
このあと、少し下、肩状のところにできる雪庇で断面の掘り起し、観察。
また、昨年に続いて、アバランチ・エアバックの再現テストなどを行い

下りました。

クしていろいろ見てみてね!

雪崩講師研修の3日目は、これからの講師を担う受講生が主役です。

外へ出る通路の前室で、出発準備!

雪山行動への最初は
当然! ビーコン・チェック

受講生がリーダーになって登ります。
今日は、あまり天気も良くなく、出番のない山中行動だけなので
午前中は、室内で 「おやすみ」頂きました。

高層雲特有の おぼろ太陽
ところが…

雲が だんだん
薄くなってきました。
ヒット、連れてくればよかった かな~

クしていろいろ見てみてね!

3日目の朝

よく眠れたかい?
毎年お世話になる

特別ルーム(?)で 朝食
この日の朝、 宝剣岳~千畳敷周辺は朝陽に照らし出されましたが
陽が高くなってくると その「日差し」が なくなりました。
なんで~ かといえば

あらららら
遠く東は晴れているのに
南アルプスよりこちらは高層雲に覆われていました。
左から、鋸岳の尾根~甲斐駒ケ岳~仙丈岳~北岳~間ノ岳~農鳥~稜線から顔を出す富士山~
空を覆う高層雲の高さは 5,000m以上ありそうです。
この日、朝9時の地上天気図は

日本付近の 南岸とは言えない、 遥か南方で 低気圧が東進…
わ~ずかに北高型の気圧配置ですが でも ちょっと違う…
雲の浮いているあたり 高層の… 高度5,500m付近の同日同時刻の様子を調べてみると

上空の気圧の谷にかかっているところでした。
上空寒気のピークは、 この10日の日にかかっていたようです。
それに、南方の低気圧があって… これらの関係で発生した高層雲のようですが、
それが、なぜ、どのようにして、生まれたのか…
「なるほど~」と 理解できる情報と知識を備えていないので
わかりません。
それは さておき

富士山と 塩見岳
ちょっと不思議な、 変わった 景観を満喫することができました。

南アルプス南部の赤石岳と聖岳…
8日の低気圧による多量の降雪のため
低標高の山域、 そして下界まで白くなっているので
普段見る様子とは だいぶん異なり…
高層雲もかかって ちょっと変わった
貴重な景観として 見ることになりました。

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昨夏の終盤につくったパーゴラ風アーチ

これを機に
この何十年、オロソカにしていた 「 全体の見栄え 」の一大改革に乗り出しました。
そして今月
あーしてみよう、こーしてみよう… と 考えながら
まず 第二のアーチ(パーゴラアーチと勝手に名づけています)を立ち上げました。


第一パーゴラアーチ(左)と 新たにつくった第二パーゴラアーチ。

上から見ると、こんな感じです。
そして

昨年、たくさんの花をつけたアンクルウォルター周辺を
一大改修。
単純ポール風から

2本の支柱を立てて、 第三のパーゴラアーチを増設!
下からみると

上からみると

ということで

第一(左)、第二(中)、第三(右)と
3つのパーゴラアーチが揃いました。
パーゴラアーチ全体を茂らすまでは まだ 数年かかりそうですが
今年のバラの見栄えは いいぞ~!

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掘り起し!
雪中に埋まって、あまり長い時間経つと 部分的とはいえ、低体温に傾く恐れがあります。
しっかりつくった雪洞状で断熱対応されていれば 全く心配ありませんが
ちょっと窮屈で、断熱不十分な 「 仮雪洞 」だと 注意が必要です。
もちろん、無線通信等で 埋没役との交信をしていますが…
で、 ヒットの特定したところを

掘り出せ~!
埋没役の K嶋さん、 窮屈でちょっときつかったようですが

ヒットと面会!

ありがと ね~~

はいはい、 もう 終わりだよ~!

お疲れ様~!
ありがとうございました~!

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ヒット 出番ですョ
先に下った方々が、ヒットのために
遭難者役を雪の中に埋めました!
無線で、埋没者からの様子と、埋め役の人から準備終了の確認をとって

捜索 開始!

ところが
なかなか 臭いをとらえられません。
埋められた(埋没地点)は、 目で見てわかるような状態でなく
かなり広範なエリアの 「 どこか 」なのですが…
埋めた方々が、粉雪をどっさりかけて、しっかり埋めたので
見た目もわからず、臭いも出にくく…
何度か 行ったり来たりしながら
ようやく

ここだ~~!


発見! 発見! 発~見!

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あの 東日本大震災、 当初 「 東北関東大震災 」 と 呼ばれていた…
あれから3年…

津波被災地は

想像をはるかに超える 惨状だった…
捜索犬も

活動したけれど
津波の破壊力と水難攻撃は、 生存の可能性をことごとく打ち砕いてしまった。

忘れまい
自然の 驚異と 脅威を
常に 畏敬の念をもって
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前頁地図のB地点にて

CTおよびECTテストを行いました。
しかし、A地点のような 「スッパリ切れ落ちるような」上載積雪層の明確な剥離はなく
すなわち、板状の積雪層にならず
もろい上載積雪層が 見られただけでした。
降り積もった新雪は、まだ横のつながりが弱く、刺激を与えて崩れはしますが
層全体としては動かず、せいぜい点発生の雪崩が起こるだけで
入山者を巻き込むような大きな雪崩の危険にはつながりません。
A地点よりも傾斜が急でありながら、 B地点は、より安定! でした。
この原因は、多分「日射量」の違いによるものと思われます。
A地点は、晴れていれば朝陽があたり~昼まで日射を浴びますが、B地点は北側に位置するために
朝陽は当たらず、太陽高度が大きくなってから比較的短時間しか陽が当たりません。
日射は、積雪層の上部を温め、新雪は早くに 「しまって」いきます。
しまるから安定に… と思うのは 雪崩の世界では当てはまりません。
上載積雪がしまる、ということは!
新雪の表層が 「板のようにつながり」 面発生表層雪崩が起こる可能性が高くなる ということです!
新雪層が早くにしまり、 傾斜が急で、 積雪量が多い(吹き溜まり効果も含めて)ところ…
それが、宝剣岳下で 起こった千畳敷の雪崩でした。
A地点でも、横のつながりが進んでいて
何らかの刺激で 「 面発生表層雪崩 」が起こってもおかしくない状態になっていましたが、
B地点では、新雪層そのものは不安定でも、横のつながりが弱いので
面発生雪崩が起こることはなく、行動における安全性は十分保てる状況でした。
新雪が積もった山の中で、下山なり、スキー滑降なりの必要な行動をとる場合、
このような違いをしっかり見抜き
より安全なルートを選ぶここが非常に重要になります。
今回の シャベルコンプレッションテストと伝播テストは
この違いを まざまざと 示してくれました。
一通りのチェック、確認を終えて

ヒット~ 下るぞ~!
ヒットは、私と一緒に少し遅れて出発します。
それは
ヒットの捜索のために、皆さん先に下って
埋没役を 埋めてもらう ためです。
ということで

途中斜面で、 準備ができるまで (はるか下で埋める作業が…)
しばらく待機です。
もうすぐ 出番ですよ~

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2月8日の大雪の翌日の9日に、宝剣千畳敷で面発生乾雪表層雪崩が 「起こるべくして」 起こりましたが
同じように「雪崩発生の危険性のある」別の斜面(下地図A)で、
積雪層の様子を確認した結果が前頁です。

この日、積雪状態が良ければ(面発生雪崩の恐れが低いとき)は、一昨年に登ったルートを
再びヒットと行く予定でしたが、
ECTテストの結果を踏まえた行動判断で 「不可」という結論に至りました。
このような 「危険察知」 のための冷静な観察は、安全な雪山行動判断に欠かせず
幅広く、一般化してほしいと願っています。
さて、今度は 地図のB地点(A斜面と支尾根を挟んだ反対、北側)の斜面の雪質を調べます。

雪がだいぶん強くなってきましたね~
でも

ヒットは まだしばらく お休みですヨ。

一人で ですか?
そう、ヒットだけね。

こんな 雪の中 一人で?
そう、 ヒットだけ ね。
そんな ヒットの健気な姿を見て…

心優しい オジサンが…
ヒット~!
よかったね~!
もうちょっと 我慢していてくださいよ~

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中央アルプス宝剣千畳敷周辺で行われた
全国雪崩研修の続きです。
サギダルの頭~極楽平側の急斜面は、
昨日の積雪が次第にしまり(旧雪面との間のつながりは弱く)、宝剣岳直下で起こった面発生表層雪崩と
同じように、不安定な状況にあるだろうことが想像されました。
そこで

ビレイ・ロープを張って万一の安全を確保しながら、傾斜のある雪面に入り
積雪層の安定性を調べました。

シャベルコンプレッションテスト(CT)を実施。
はっきりとした 剥離が見られましたが
面発生として、雪面への刺激が離れたところまで伝わるか「伝播するか」をチェック(ETCテスト)。
すると

見事なまでに、 上載積雪(昨日までに積もった新雪部分)が剥がれ落ちました!
刺激度はやや大きいとはいえ、
面発生表層雪崩の起こる必要条件 は整っていました。
雪面への荷重刺激等の十分条件がそろえば!
あぶない! 危ない!
ということで、極楽平(雪質が安定していれば)へのルートは
今回、とらないことにしました。

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二つ玉低気圧が去って、強い寒気を伴った冬型の6日は
風がめちゃくちゃ寒かった!

そして7日は、暖かい日差しに当たっている間は 「ホッ」としましたが
午後、雲に覆われ、寒さが身に染みるようになったら… 今度は雪が舞い…
3月なんだから! もう勘弁して~~~ という感じでした。
寒いはずだ~!
気象情報でもよく解説されていますが、
平地でも雪を降らせる上空の寒気(-6℃)というのは、約1500m上空(関東で言えば、丹沢の山の上あたり)での
ものです。
3月7日朝9時の、その気圧配置と気温をみると

-6℃の寒気が伊豆七島あたりまで南下!
こういうとき(上空寒気におおわれたとき)の地上の朝の冷え方はかなりのもので、晴れていれば放射冷却も手伝って
一面霜の世界になります。
7日朝、東京世田谷の畑には、大きな霜柱が成長していました。
しかも、この寒気がなかなか去りません。
さらに上空の様子を見れば

日本は、またも 「寒気のるつぼ」状態!
波打つようにうねりながら気圧配置が東進していくものですが、
東側に大きく突き出した高圧部(ブロッキング高気圧)があって… こんなときは、同じような状態が長く続きます。

北極生まれの寒気が、次々と南下してくる中に
日本列島が置かれています。
あ~ まだしばらく
腹立たしいほどの寒さが
続きそう!

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先日の日曜日、朝の雨と午後の雨の合間の「雨の降らなかった」時間帯を利用して
ヒット久しぶりに雪の無い場所での捜索訓練を行ってきました。
1月12日のクルージング捜索訓練以来です。
以下の写真は ヒットではありませんが
一緒に参加したゴールデンです。


なかなか面白い訓練ができました ヨ。
その様子は 追ってまた。

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いつもの急登…
でも、たいした標高差ではありません。

まもなく、第一目標地。
なんか 雪が舞ってきました ね~

寒いところなのに
私(ヒット)は素足です。
まあ 一応、 動物の一員ですから… ね。
寒気流入の影響か、この日(2月9日)の午後は
断片的にガス(雲)が発生、その中は雪模様。

これからしばらく
ヒットは、そこでお休みです。

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雪崩ビーコンと HITO COCO による比較捜索
行方不明者捜索の強い味方となりそうな HITO COCO を
雪中埋没捜索にどの程度活用できるかを検証しました.

基本的な操作方法を確認したあと
ビーコン捜索班と HITOCOCOでの捜索班に分かれて
雪中に埋められたターゲットを

捜索開始!

エリアが絞られ

ある程度特定できれば、プローブで捜索

ビーコン班とHITOCOCO班を入れ替えながら

捜索~プローブ~ヒット~掘り出しと
何度か繰り返します。


結果的には、雪中埋没者捜索に特化している雪崩ビーコンが
特定の速さで勝りましたが
HITO COCOでも、かなりの捜索~エリア絞りができることがわかりました。
ただ、HITO COCO は、埋没者の地面側に位置すると
電波が身体を通過できず、地面に反射した形で受信されるため
表示距離にかなりの誤差を生じること、受信側が一人の個人IDを捉えると
別の受信用 HITO COCOが使えなくなるといった問題も発見。
より有効性をアップする手法としては
IDの違う発信用子機を2台装着( 身体の前面と後面もしくはザックなど )するといった
工夫も必要です。

発信機(子機)の位置(深さや方向など)を変えながら、親機(上)の表示の様子を確認

HITO COCO(中写真:送受信親機、右写真:発信専用子機)
今後の活用がおおいに期待できる! シロモノです。

南アルプス、 仙丈岳、北岳、間ノ岳の美しき峰々

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積雪層の様子を

こんな感じで見ることができます。
ちょっとしたワザは必要ですが

積雪層の構造とそのイメージをわかりやすく「 見れる 」の一つの方法です。
南アルプス 塩見、荒川、赤石の峰々をバックに

面発生の新雪表層雪崩の跡(破断面)が…

多分、昨夜から早朝の間に雪崩れた跡と思われますが
きれいな跡を残してくれていまいた。
極楽平~サギダルの頭側株の積雪状態の観察に没頭している間に…

宝剣直下の斜面から面発生の乾雪表層雪崩が…
発生していました!
残念ながら、貴重なその現象を目撃した関係者はいませんでした。


面発生表層雪崩の 破断面もはっきり見えました。
昨日夜まで降った新雪は、
面発生雪崩を起こすための 横のつながり(スラブ化)が進行していることを
示しています。

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今日から3月、春本番の季節の始まりですが
2月の雪崩研修を続けます。
2月9日は、前日とは違う場所での積雪内部の観察を行います。

まずは、スノーピットの掘り出し!

掘りながら、チェックも。
もちろん、雪質ですヨ。

観察 開始

雪温、硬さ、密度など、積雪の深さによる違いと、構造の様子をを調べます。


低気圧が去ったあとの絶景を、背景に
こんな良い天気ですが…
昨日夜まで降り続いた雪は
森林限界より上の山岳地帯よりも、下界の方が
大雪そのものの大きな影響を受けていました。

天気が良いのに、ケーブルが動いていません。
通常なら、登山者、観光客がワンサとやってくる状況なのですが…。
なぜなら、ケーブル下駅までのバス道路の途中に大雪による雪崩が発生
道を閉ざしていたからです。
問題は、今日上がってくる予定の雪崩研修受講者が、
今回、参加できなくなったこと。
結局、翌日の10日も不通で、参加を断念せざるを得ませんでした。
本当に! 最高に良い天気なのに!

南アルプス甲斐駒ケ岳 アップ!

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