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山と瓦礫と捜索犬
山の中、雪の中、瓦礫の中、鼻を使って人を探す犬がいます。 そんな「捜索犬」活動の一端と興味ある自然現象及びとっておきの写真などを紹介します。
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クルージング捜索(6) END
クルージング捜索 Ⅵ  



地形による臭いの動き 



 今回のクルージング捜索で


 一番の問題は、ヒットを出すまでに他の犬の作業と、ヘルパーの隠れ場所を何度も


 見てしまったことでした。



 意識の中で

捜索エリア地図(2)

 E~F~G~Hのどこかに遭難者役がいるものと思ってしまうようになっていました。



 それで、Aを出発して、B~Cといく段階で、臭いを感じているヒットが


 その E~F~G~H方向からくる臭い、と思い込みました。



 実は、ヒットが、E付近からDに戻り、周辺を何度も探る動きをしていましたが


 私は単に、風上から落ちて流れていく遭難者の臭いの断片を感じているものと思うだけ…



 このとき、確かに、 B~C~Dという緩い風と、それに乗って漂う ヘルパーの臭いがあった! 


 のだと思います。



 

 そんなことを無視して、


 ヒットを E~F~G~H周辺で動かしていました。



 まぁ、呆れるほどといってはなんですが、 ヒットは健気に探り続けてくれました。



 そして 見つからない(居ないので当然です!)ので、



 D~C~Bと下って行く中、夕刻で気温が下がり、臭いが斜面を下るような状況下


 ヘルパーを発見してくれたのです。


クルージング捜索(21) ヒット

 行きは、黄色い矢印のようなゆるい風の流れがあり、


 ヘルパーの臭いは、左斜面から落ちてくるように流れていたため、


 ヒットは、流れてくる斜面方向に意識を持って動いていました。



 
 帰路は、この動きが止まり、気温の低下で、ヘルパーの臭いが弱いながら右斜面から青い矢印のように、


 ヒットの通る道へ 流れ落ちていた…



 というふうに思われます。





 いや~ 


 ヒットの反応は、正しい!



 その反応、行動を見極められなかった 私が悪かったです!
 





 とはいえ、30分以上、あっちこっち探し続けたあとに



 ヒットしくれて!


 よかった~~~。



 ヒット、えらいぞ~!





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