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山と瓦礫と捜索犬
山の中、雪の中、瓦礫の中、鼻を使って人を探す犬がいます。 そんな「捜索犬」活動の一端と興味ある自然現象及びとっておきの写真などを紹介します。
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深山訓練キャンプ 三峰川(9)
深山訓練キャンプ in 三峰川 Ⅸ  



訓練エリアから林道へ

 捜索訓練を行ったエリアから再び林道へ戻ります。

 しかし、道があるわけではありません。
 山の捜索を考えれば当たり前のことですが、戻るべき道は自分たちで探します。


捜索訓練を終えて林道へ①
 広い河原から林道に上がるためには、比較的登りやすいルートを見出してそこを辿ります。

 



 植生や傾斜、足場の脆さや周辺の危険度を判断して、犬と共にクリアできるルートを選ぶことが基本です。
 しかし、「下から見る傾斜は実際より緩く見える」ことを念頭に置かなければ、途中で身動きが取れなくなる… ということも起こり得ます。
 ルートファインディング能力は捜索において磨いておきたい技術の一つです。



捜索訓練を終えて林道へ②
 網の掛かった石垣ルートも、ある意味登りやすいのですが、犬の足にはやや危険が伴います。また高所感に弱い人にとっては高度感を感じやすいかもしれません。

 比較的登りやすいルートとして、斜面どうしが交わる溝状の場所を選び、登ってもらうことにしました。

 岩場を模して言えば、凹角(ジェードル)、凹状地といった感じですが、傾斜は緩く足場は土と岩のミックスです。 しかし、浮石や落石には十分な注意が必要です。

捜索訓練を終えて林道へ③縦列登り
 犬が興奮すると「危険な場合」もあります。あるいは、ハンドラーを心配する犬が不安になって、必要のない登降を繰り返すことも起こります。

 犬にこのような場所、場面を慣らさせることも必要ですが、危険箇所での犬の行動に振り回されてはなりません。まずは、ハンドラーが落着いて、冷静に犬を指示することが肝要です。


 無事林道に戻り、帰路につきました。 

帰路の林道で(高所併行) 
 再び、朝も通った石垣の上に犬を登らせ、林道と併行に歩ませました。



巫女渕の一部(清流までもう少し)  
 三峰川の中でも、巫女淵と呼ばれる狭谷はとても美しいところです。

 昨日の雨の影響もほとんどなくなり大分澄んできました。しかし、数日以上雨のない状態が続けば、この写真よりもさらに澄んだ紺碧の流れがつくりだされる場所(その昔、ビンゴが気持ちよさそうに泳いだところ:暑中お見舞い申し上げます)なのです。



 巫女淵の流れを見たあとは… 巫女淵の滝が現れます。


 このあと、何年かぶりで滝下からの写真を試みました(はいポース!)。








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